じこ報告書 -380ページ目

自己報告

朝から降っていた雨は既に止んでいた。

傾きかけた陽射しが、師走の街を照らす。
それにより、地表からは蒸気が立ち昇っている。

湿地帯に浮かぶ街並み。
屈折した光が、幻想的な雰囲気を醸しだす。



ある夕方の一時。
久しぶりにすがすがしい気持ちで、オレは職場に向かう。

雨の楽しみ方を、また一つ覚えることが出来た。