じこ報告書 -36ページ目

雲一つない

カーテンを開ける。

眠れる大地を起こそうと、太陽が今か今かと待機している。

見上げる空には、

雲一つない。



朝食介助中、

眩しい朝日に目もくらむ。

視線の先には、

雲一つない。



夜勤が終わり、その足で実家に向かう。

信号待ちで見上げる大空。

照りつける太陽、

雲一つない。



これも一つの空の表情なのだろう。
また少し、また少し広がった気がする。

こんにちは万里さん。
そちらの様子はどうですか?
いやまぁ、むしろはじめましてなんですが…