じこ報告書 -17ページ目

崩れそうで崩れない。

その斜塔が持つ絶妙なバランス感覚は、

見る者に感嘆のため息をつかせる。

崩れそうで崩れない。

目の前にそびえ立つそれは、

圧倒的な存在感で見る者を迎え入れる。

崩れそうで崩れない。

彼らが醸し出す独特の雰囲気は、

切なさと虚無感を容赦なく見る者に突き付ける。

そして、全てが崩れ落ちる時、

台所のシンク内は、洗いもので満ち溢れるのだった。

さて、いい加減とりかかるとしようか。