アメリカ版100均ショップの閉鎖

 このブログは雑記ブログですが、アメリカ経済・アメリカ社会の今を知ることによって今後の投資活動や資産形成に役立てないかと思いながら、記事を書いています。

 アメリカで有名な売国版100均ショップの破綻が報道されました。CBSのニュースによると40年以上の歴史を持つディスカウントチェーンの99セント・オンリー・ストアーズ(99 Cents Only Stores)は、全371店舗を閉鎖し、営業を停止するとのことです。約17000人の雇用を持つ99セントストアの破綻は話題となりました。もともと、40年以上前に、ワインを1ドル以下の99セントで売る商売で有名になり、発展していった会社ですが、その歴史に幕を閉じます。
    しかし、その他の同様の格安ショップでも苦境が伝えられています。CNNは大手ディスカウントチェーンのダラーツリーとその傘下にあるファミリーダラーにおいて1000店舗を閉鎖すると伝えました。結果、ダラーツリーの株価が大きく下がりました。

 もともと、ファミリーダラーは衛生管理上の不祥事があり4000万ドルにも及ぶ罰金をアメリカ当局に課され、苦境に立っていたところをダラーツリーに買収されます。しかしながら、経営再建はならず、規模縮小という結果になりました。全米とカナダで8000店舗を経営する企業ですから、99セントと違って閉鎖ではないものの、ダラーツリーが苦しい状況にあることが分かります。
   近年はベッド・バス・アンド・ビヨンド(Bed Bath and Beyond)、クリスマス・ツリー・ショップス(Christmas Tree Shops)、チューズデー・モーニング(Tuesday Morning)など中小規模のディスカウントショップの破綻が続いており、この業態が岐路に立たされていると言えます。

 

こちらでは、そのディスカウントショップがなぜ破綻しているのかの理由まで考察しています。宜しかったらぜひ、ご覧いただければ幸いです。↓↓↓