無事に…
“Pretty Guardian Sailor Moon”The Super Live
台北公演駆け抜ける事が出来ました。
スタッフの皆様
キャストの皆様
そして
応援してくださった全ての皆様
本当にありがとうございました。
東京プレビュー公演は
2018年9月
4年半という月日を経て
またこうしてスーパーライブを
お届けする事が出来て本当に嬉しかったです。
9歳からこのお仕事を始めて
数々のオーディションを受けて来たけれど
"合格''を掴む事が中々なかった人生でした。
子供の頃から見ていたアニメ
小学生になって毎年夏休みに
祖父母の家に泊まりに行ったら
従姉妹と一緒に
セーラームーンミュージカルのビデオを
何度も、何度も繰り返し見てました。
いつか私も戦士として
この作品に参加したいなぁ。
振り返るとこんなにも前から思っていたんだな。
"世界に向けて、セーラームーンを届ける"
セリフがほぼ無し
ダンス・歌で魅せるスーパーライブの世界。
この作品に出逢った時が27歳
私にとって
戦士として挑戦出来るラストチャンスだった
なにがなんでも掴みたかった
どうしても出演したかった
出演が決まった時
声を荒げて泣きじゃくったことを今でも覚えてる
嬉しかったことよりも
いつも支えてくれていた家族
そして
ファンの皆様の笑顔が浮かんで
その姿を想像するだけで涙が止まらなかった
好きだけじゃ続けられないこの世界
続ける為には戦い続けなければならない
逃げたらそこで道が止まってしまう
27歳を迎えて
私の人生がまた動き始めた感覚を覚えました。
東京プレビュー公演。
"プレビュー"
日本のファンの皆様に初めて披露する事となった
セーラームーンスーパーライブ。
セリフがない中で
届けるセーラムーンの世界。
ここから…
ここから始まるんだ…！
まずは♡チーム、パリ公演からスタート。
私は出演はしませんでしたが
なんと
初めての海外一発目ということで
遠征にご一緒できるという
大変貴重な機会をいただきました。
海外のファンの皆様の反応を生で体感して
改めて
美少女戦士セーラームーンが
どれほど世界中の人々に愛されているのか
感じる事が出来ました。
より一層気が引き締まった
そして見た事のない景色がそこには広がっていて
本当に貴重な日々を過ごさせていただけました。
そして続く第二弾はアメリカ公演🇺🇸！
こちらも私は出演はせず、
今度は日本から応援しました！
"全公演SOLDOUT"
公演に出演したメンバーに
本番の映像を観せてもらって
パリの時とはまた違う
ひとつひとつのパフォーマンスに
溢れんばかりの歓声と拍手
本当に舞台は
キャスト、スタッフ、
お客様と一緒に作りあげられていくんだなと
映像を見て感じました！
素晴らしかったなぁ…
海外公演をスタートしたメンバーから
日本での
スーパーライブ出演のイベントも増えていき
「よし。私もいよいよだ。」
「いよいよ始まるんだ。準備怠らないように」
万全の状態で待機していました。
そんな時…
そんな時にやってきてしまいました。
未知のウイルス
コロナ
忘れもしない
2020年2月
当時
ブロードウェイミュージカル
「WEST SIDE STORY」という作品に
出演させていただいている最中でした。
ある日の公演終わり
「今日の公演で、この作品は終わりとなります」
カーテンコールから楽屋へ帰ってきたときに
その言葉を告げられて
私はどの感情になるかさえも分からず
涙も出ず、その場に立ち尽くしていました。
「最後、記念に撮影しよう」
キャストの1人が言って
撮る事になった撮影タイム。
その時になって
本当に終わってしまうんだ
感情が一気に押し寄せて涙が出てきたことを
今でも覚えています。
悔しさをどこにぶつければいいのか
楽しみにしてくれていたお客様に
どう謝ればいいのか
言葉も、方法も見つからず
自分の存在理由も分からなくなって。
約3年か
大変な時代だったなぁ
本当に苦しかった。
どんな日々にも
喜びを見出せるはずだし
一度きりの人生
希望を持ちながら毎日過ごしていきたい
会う事が制限されてしまった世の中
初めてやってみた配信LIVE
兄と試行錯誤しながらも
その中に楽しさを見つけて
一歩ずつ新たな日常を受け入れていきました。
あれ
この世の中は
いつまで続くのかな
私がずっと目標にしていたこと
いつのまにか背を向けていた事に
向き合おうとしていなかった事に
気づきました。
"海外での本番"
移動も制限されている中で
夢のような話
どんな時も絶対前を向いて
信じて歩き続けていきたいと思ってたけど
正直
ずっと前向きでいる事はできてませんでした。
不安と希望が交差するような毎日。
そんな時
2022年5月
アメリカでの「Japan Parade」に
セーラームーンスーパーライブの５戦士が
出演させていただける機会が。
3年ぶりに戦士服に身を包んだとき
嬉しさより
この不安な時代の中でも
必死に繋げてくださっていたスタッフの皆様に
感謝の気持ちと、後ろ向きになっていた
あの時の自分に情け無さを感じました。
使命感を強く感じたあの瞬間。
絶対なにがなんでも
セーラーヴィーナスとして
いただいた使命を全うしてみせる
そう強く決意しアメリカへ旅立ちました。
約2万人
大勢のお客様の前で
ムーンライト伝説をパフォーマンスする
失敗は絶対許されない
緊張が凄かったけど本当にお客様が温かくて…
セーラームーンがどれだけ世界中の皆様に愛されているのかという事を実感しました。
極限の状態の中で
立たせていただいた夢の舞台。
"叶うなら…本公演…やりたいなぁ"
「スーパーライブを海外で届けること」
ずっと目標にしていたこと
誰よりも自分自身が強く願っていないと！
信じ続けないと！
信じて待ってくれている人がいる
繋げ続けてくれている人がいる
私は、前を向いて実現に向けて
歩き続けるんだ！
そう願い続けた約9ヶ月でした。
そして来たる2023年4月
遂に台北でのスーパーライブ本公演開催決定し
稽古がスタートしました。
日本から世界へ。
必ず4公演届けきる。
セーラーヴィーナスとして生き抜くこと。
一心で励みました。
身体の変化を感じていたから
ボディメイクを日々重ねていた
歳を重ねる事を恐れず
プラスとなるように
今まで培ってきたものを
最大限活かせるように
"今だからこそできるヴィーナスを"
毎日稽古動画を見返しては反復の日々。
今回、改めて感じた
"仲間の大切さ"
ひとりで抱えこまない
みんなで助け合う
心を共有し合うこと
みんなと一緒に生きれて本当に良かった。
4年半、私にとって美奈子ちゃんは
本当に大切な存在でした。
いつ、どんな時も心に感じていたし
離れる事がなかった
本当に
本当にありがとう。
貴女に出逢えて幸せでした。
これからもずっとずーっと大好きです。
進み続けます。
紗亜弥