2019年4月26日 ジャズオーディトリア感想 | piacere

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ピアニスト奥田弦君のコンサート感想などを載せています。

「ジャズオーディトリア2019inワテラス」に行って来ました♫

 

公式ツイッターに載っていた奥田君の告知動画が可愛くてとても楽しみでした

(∩´∀`)∩パーカー姿や笑顔でバイバイバイバイしてるところがかわいい乙女のトキメキ

 

このライブはブルーノート東京主催の、どんな人でも楽しめてジャズの入り口となる、そんなコンセプトのイベント。

野外ステージでフェスのような雰囲気でとても寒かったにもかかわらずジャズや音楽好きと思われる大勢のお客さんで賑わっていました。

 

この日は前半が奥田君、そして後半はBROAD6の皆さんのステージという構成。

私はBROAD6のリーダー加藤義之さんの超ファンだったことがあり久しぶりに加藤さんの歌が聴けることも楽しみでした♫加藤さんは私が初めてファンになったアーティストの方でした。

 

まずステージでの市長さんのご挨拶。

和やかなご挨拶だったのですが、締めの時ライブタイトルを「ジャズ・オーディオ・トリオ!!」と清々しいまでにはっきり呼ばれていたのが…面白かったです笑

 

ボランティアの学生さんやスタッフさんの歓声の中、奥田君登場♫

 

最初は「マイファニーバレンタイン」と「クレオパトラの夢」。

たちまち会場全体が息を呑むように奥田君の音楽世界にぐいぐい引き込まれていきます。

 

前回聴いた時より、アレンジの幅広さと多彩さが格段に増していてびっくりしました!

もう変貌という感じ。

奥田君の音楽が進化する時の印象って技巧的な面ももちろんだと思うのですが

音の構成の工夫、アレンジの幅の広がり、伝わってくるイメージの多彩さなど「奥田君の音楽ならでは」を感じる、独創性の面がますます豊かになってる!と思わされます。
こんな進化の仕方、ファンとしては本当に嬉しいし楽しい^^

 

音自体で終始遊んでるような姿勢で、音楽の新しい「遊び方」を即興で発明していってるよう。

奥田君自身の内面が豊かになっていったからこそこの音の世界が生まれているんだな…という印象です。

何より本当に楽しそう。

 

マイファニーバレンタインの演奏前、

「この曲は直訳すると「おかしなバレンタイン」というんですが、

僕はバレンタインに毎年たくさんチョコをもらうんですが、全部、義理チョコで。本命が一回もなくておかしいな…と思ってるんですが。来年こそはと期待していて…」とコメント。笑

会場の大人勢から「まだ早い!」とツッコミが出て笑いが起きて楽しかったです。笑

 

続いて「TAKE5」

音がだんだん静かになっていく移ろいの響きが繊細で

今まで取り入れられなかったようなロマンチックさと自由さを感じる大人なアレンジ。

 

「私のお気に入り」

この日は奥田君オリジナルの「Get Over」のようなアレンジでかっこよかった!

でも迫力の中に突如ガラス細工のようにはかなげな旋律が挟み込まれたり次はどうなるのか…とわからなくて楽しい!

 

奥田君の演奏は

迫力な演奏の時は地層が剥き出しの大自然の岩ようなダイナミックさ…かと思いきや

ちょっとした小さな音の時には

氷の結晶が指に乗って一瞬で溶けるような、一瞬なんだけどすっと印象に残るような存在感のある繊細さ

そんな大胆さと繊細さが交互に織り交ぜられて、表現に幅だけでなく奥行きや物語性を感じます。

不思議なのは対極な世界観同士が溶け合うように共存していて、しかもすごい速さの中で次々織り交ぜられ表現されていく、その絶妙なバランスの上で奏でられる音の流れが圧巻です。これが理屈で説明しようのないセンスというものか…と思いました。

 

奥田君の音の世界は多次元に届いてるように感じる時がありましたが

きっと好奇心や探求心を持って色々な知識を取り入れて自分の中に落とし込んで、その内面の世界がそのまま音楽に現れる…だからそう感じるんだろうなと思います。

音の宇宙で遊んでるみたい!

聴いてる側は宇宙の星空の中にいるみたいになります。


きっと演奏を聴いた人は、この世界ってこんなに豊かで神秘に溢れているんだ…と感じるんじゃないでしょうか。

 

「Get Over」

出だしの、音が上がっていくところがさりげなく転調されてていつもと趣が違ってたり

いつもは半ばに挟み込まれる幻想的な部分が今回は始まってすぐに挟み込まれてたり

これは初めてだ~!こう来たか~!というびっくりなアレンジの連続で楽しかった!

 

その後MCに入る奥田君。でも一曲弾き忘れてたようで

「すいません、忘れてました!」とすぐ演奏に戻る場面があって可愛かった^^

 

「All the things you are」

優しい雰囲気と思いきや後半はどこか気だるさの漂うような大人な感じ…

何度でも生で聴きたい曲なので嬉しい♫

 

「オールドフォークス」

聴くのは初めての曲✨遊ぶように粒が軽快に跳ねる様子が楽しい♪

夕陽の景色やほっとするあったかい紅茶みたいなイメージが浮かびました。

 

ラストは「チュニジアの夜」。

突然小さくなったり、一瞬止まってハッとしたり…表現が目まぐるしく変わって疾走感がかっこよかったです!

クライマックスでは高音での打鍵が長く響くところで会場から歓声が上がり盛り上がり最高潮✨

空高くに音が飛んでいくような瞬間が素敵だった!

会場が奥田君の音楽の世界に覆われた感じですごかったです。

 

開放的な野外形式の演奏とても楽しかった♫

お客さんは演奏に終始圧倒され驚いていたような、でも目を閉じてノリノリで聴いていたり

会場が一体となって盛り上がったステージでした。

 

奥田君の演奏の一曲に詰まった情報量や演奏の多彩さのおかげで

一曲が楽しくてあっという間に感じる、でもたっぷり長く楽しめた感覚も両方味わえて

あっという間に感じる時間が、たっぷり長く楽しめる!!という…

…書いてて意味わかんないんですけど…

なので、最高でした!!

 

奥田君が常に目指していると言っていた「自分だけのジャンルを作る」という、

そのジャンルの輪郭がますます浮き上がってきたような気がしたステージでした。

誰にも似てない自分の道を今も作っていってるんだと感じます。

 

後半はBROAD6のステージカラオケ

スポットライトが輝く中でのアカペラの独特な美しい響きの空間は夢の中みたいでした。

久しぶりに聴く加藤さんの高音の歌声、綺麗だった!カラオケラブラブ


 

そしてBROAD6と奥田君の感激のコラボステージ!


コラボする曲の紹介で「この季節にピッタリの…枯葉!」と吉田圭介さん。

奥田君がBROAD6の動画を見た中からこの曲をぜひと希望されたそうです。

演奏中の奥田君と加藤さんのアイコンタクトが目福の極みでした…

奥田君と加藤さんが音楽で会話しながら演奏している…😭

夢過ぎる…ありがとうございます!!

美しいハーモニーも、それと呼応するように対話するように即興で歌うピアノも素晴らしかったです。特別すぎる時間でした!この時の光景一生忘れません…

最高の思い出になりました~


BROAD6の皆さんとの顔合わせの時の話で奥田君がメンバーの方をお父さん(の年齢)と呼んでいたという話が楽しかった^^

親子ほど年は離れているけど、共演出来て光栄です。と皆さん仰っていました。

またコラボしてほしいですラブラブ

 


この日の萌えショット

リハーサル中に帽子を直す奥田くん


きっとパーマかけたばかりだったから落ちないようにするの大変だったと思いますてゆかもうかわいい


奥田君がかっこよくて可愛くてかっこよくて!大満足でしたハート

また来年も出演してくれたら嬉しいです音符

 

読んで下さってありがとうございました!