芽留'S STORY(`・ω・´)

芽留'S STORY(`・ω・´)

恋愛小説ってことで

いろいろと書いていまぁす(`・ω・´)

今のところ書いている作品は

◆純愛DAYS◆不思議の国のALICE-偽り物語-

以上ですっ



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                  恋して傷ついて

           もう誰も愛せないほどの傷を心に抱いて。


                  女の子って大変

                 それでも、それでもね


                 恋して可愛くなって

          彼の目に移りたいからって努力するのは

                   女の子の特権


                  ―恋の魔法―

                 私はそうだと思うの



           *☆*:;;;:*☆*芽留の作品紹介*☆*:;;;:*☆*



                   純愛DAYS



             第一章           第二章


           -プロローグ-         -修学旅行-


          -気付かない想い-        -発展-


           -好き、嫌い-         -揺れる想い-


            -彼と私-          -過去の記憶-



                      第三章


                   -招かれざる客-


                    -裏切りの兄-


                      -優蓮-


                 -諦めの恋と新たな恋-



               *:;;;:*☆*登場人物紹介*☆*:;;;:*



  野々原 美子■明るく元気な性格。純に恋愛感情を抱くが、


            クラス会長・泉と純の仲の良さを見て諦めかける


  村石 梨唯奈□誰とでも馴染める、優しい女の子。美子の事を


            「美子ちゃん」と呼び、美子にとって一番近い存在 

          

  坂生 純  ■クラスの男子の中心にいるような存在で、男女共から人気


            村木 泉、原口 優樹と、幼馴染。泉に気がある


  村木 泉    □クラスの会長、しっかりもの。


            だけど、体が弱いところがある


  原口 優樹  ■いつでも首にヘッドフォンをかけていて自由気まま


            坂生 純、村木 泉と幼馴染



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純愛DAYS


-揺れる想い-



修学旅行、当日。

時間はあっというまにすぎ、ついにこの日を迎えることになっていた。

~♪

慌ただしくなりだす携帯。

手にとりディスプレイをみると、梨唯奈の名前が光っていた。

まだ朝の4時。

梨唯奈ってば、楽しみで眠れてなかったのかな?

梨唯奈の目に浮かぶ情景を想い浮かべながら、メールを開く。

「おはよっ、美子ちゃん♪

今日は楽しみだねっ★☆」

いつもよりも多い絵文字。

期待で心弾んでいるような梨唯奈のメールが、じぶんのことみたに嬉しくなった。

「梨唯奈と違う班なのは悲しいけど、お互い楽しもうねっ」

メールに書いたこの文。

この文に、偽りはなかったはずなのにーー。

まさか、あんな事になるなんて。

-----------------

早く、救急車呼べ!

そう叫ぶ鈴木 優蓮。

震える自分の手で押した119の番号。

受話器から聞こえる人の声と、この光景を見て騒ぎだす人の声。

とにかく覚えているのは。

生暖かい風と、崩れ落ちた人影だけだった。

------------------

「…美子ちゃん?」

「っ⁉」

そこはバスの中だった。

バスガイドの女の人が、慌ただしく左右の名所を説明してる。

私、寝てた…?

泉が心配そうに私を覗き込む。

自分でも気付くくらいに、額に汗をかいてた。

私、何か夢を見てた。

何だったかは思い出せないけど、何か大きな怖い夢を。

「それでは目的地周辺ですので、荷物確認をしっかりとして、忘れ物をしないようにして下さいね」

バスガイドさんの合図で、クラスの半分以上の人が動いた。

お菓子の余りを鞄に入れる人。

携帯で時間を確認する人。

私はそのどちらでもなく、ただ窓の外を眺めてた。

夢の真相を知りたくて。

ただじっとーー、窓の外だけを眺めていた。

「浅草に到着後いたしました」

波乱の幕開け、修学旅行。

今、その悲劇が起こることになる。

◇next story◇




純愛DAYS


 -発展-




「じゃあ、班はこれで決定します」


教室内がガヤガヤと煩い中、クラス会長の村木さんが仕切った。


「今決めた班に分かれて、班別行動の計画を立てて下さい、それをまとめて今日中に提出です」


梨唯奈が遠くから私に目線を送る。


そう、私と梨唯奈は別れちゃった。


私は、はぁとため息をつきながら、黒板の前に立っている村木さんに視線を移した。


「村木さん、うちらも計画立てよ」


「うん」


チョークを置いて、私のほうに向かってくるその姿は、モデルみたいに様になってた。


それを横目で坂生くんが見てる。


やっぱり、二人は両想いなのかな…。


そう思った。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


班長・村木 泉


班員・野々原 美子、鈴木 優蓮、原口 優樹


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


紙に書かれた名前をみて、私はため息をついた。


なんでこんなにからみずらい人ばっかりなのよ…。


そんな溜め息。


「あの…さ」


村木さんが気まずそうに視線をずらした。


「私の事、泉って…よんで?」


「え」


急にだったから、声が上ずった。


「だから、私――、あの、美子ちゃんって呼んでもいい?」


恥ずかしそうに頬を赤らめる村木さんを、可愛いって思った。


「もちろんっ」


そう言うと、泉は「ありがとう、美子ちゃんっ」とほほ笑んだ。


「楽しい修学旅行にしようねっ、泉」


「うんっ」


すこし不安が…消えたかな。


そう思えた。


二人で笑いあってると、原口くんが泉に話しかけてきた。


「なぁ、泉――計画たてよ」


「そうだね、みんなは行きたいところある?」


それから、私たちははしゃぎながら計画を立てた。


「楽しそうじゃん、美子ちゃんたちの班っ」


梨唯奈が頬を膨らませる。


そして、梨唯奈は一つの紙を取り出した。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


班長・村石 梨唯奈


班員・坂生 純、結城 亜美、東 翔


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


「楽しそうな班じゃんっ」


「でもね!」


梨唯奈は紙の最初を指さした。


「見てよ、これっ」


「〝班長・村石 梨唯奈〟…?」


「そう、私ぃ班長になっちゃったのー!!」


泣きつく梨唯奈を宥めながらも、その楽しそうなメンツを羨んだ。


◇next story◇




純愛DAYS


-修学旅行-




「しっかりしてよ、純」と、呆れながらも幸せそうに微笑む村木さん。


わりぃ、わりぃ。


そう言う坂生くんも、笑顔だ。


純ってば昔から変わってないんだから。


そんな和やかな二人の様子を、私は遠目で見つめてた。


「…おい」


その、無愛想な声がかかるまで。


教室内に硫黄の匂いが立ち込める、理科の実験真っ最中。


事は少し前に遡る。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - -


「お前…泣いてんの?」


クラスでも有数な無愛想、鈴木 優蓮が私を見て驚いたような顔をした。


泣いてない、そう言いたいのに言葉が出ない。


違うの、泣いてないよ。


そう訴えようと、必死に鈴木 優蓮の目を見つめた。


でも彼が見ていたのは私のうしろ、少し開いた保健室のドアの先。


「…なるほどな」


それだけつぶやくと、私を見て「泣くなって」と言葉を付け足した。


…心が…こもってない…。


それ以外に、鈴木 優蓮は口を開かない。


ただじっと、私を見下ろしてた。


そして、


「―――あのさ」


「え?」


口を開いたかと思ったその時。


「美ぃー子ちゃーっん」


空気を一変させてくれたのが、梨唯奈の私を呼ぶ声だった。


元気に手を振りながら、ポニーテールを揺らす梨唯奈。


体育は終わったんだ。


…あ!


そういえば、話の途中だった。


鈴木 優蓮を見ると、踵を変えして来た道を辿っていた。


話は…良かったのかな…。


私は疑問に思いながらも、梨唯奈の方を見た。


「美子ちゃん、次の授業は科学室だよっ、急ごっ」


梨唯奈に手を引かれるがまま、私はついて行った。



案の定。


科学室での実験の班分け、私は梨唯奈と鈴木 優蓮と…その友達の東 翔(アズマ ショウ)。


――。


私と鈴木 優蓮の間には、気まずい空気が流れていた。


「美子ちゃん、その試験管取ってー。ほら、鈴木くんも翔も、手を動かして」


「だなっ、ほら優蓮!お前も俺ばっかりに実験させんなよー」


場の空気を盛り上げようとするのは、梨唯奈と東 翔くんだった。


鈴木 優蓮と同じ班だってわかった時は、どうしようって思ったけど…。


梨唯奈と東くんがいてくれれば大丈夫かな、そう思えた。


でも。


「村石ー、東ー、お前ら課題出してないだろー、ちょっと前こーい」


科学の担当から、梨唯奈と東くんに声がかかる。


「えっ」


梨唯奈と東くん、行っちゃうの!?


ってことは。


私と鈴木 優蓮が、班で二人になっちゃうのー!?


駄目、会話続かないよっ。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - -


「お前、実験手伝えよ」


ヒステリックな声が響く。


「は、はい」


思わず敬語が口からこぼれた。


二人だけの実験、無言だったけど…後片付けとかも自分から片づけてくれた鈴木 優蓮。


無愛想だけど、優しい人なのかも。


そう想えた。



「もー、美子ちゃんっ。呼び出しされて大変だったんだよねー」


「俺も、最初はびびったよー」


笑いあう二人。


科学室での一時間は気まずかったけど、鈴木 優蓮の優しさが感じられた一時間だった気がする。


「あっ!ねぇ、美子ちゃんっ、もうすぐ修学旅行じゃん?」


修学旅行、確かにもうすぐ――。


「一緒の班に慣れたらしいねっ」


「そうだねっ」


はしゃぐ二人を、鈴木 優蓮が遠目で見ていた。


◇next story◇




純愛DAYS


-彼と私-




◇保健室


保健室に入ってくる坂生くん。


「泉!?大丈夫かっ」


村木 泉の事を〝泉〟と、坂生くんは呼んだ。


心配そうに村木さんの額に手を当てる坂生くん。


村木さんが頬を赤らめる。


「純、野々原さんが見てるよ…!」


ってゆうか。


二人とも名前呼びなの?


そこが私の心に引っ掛かった。


「泉?純?二人って…」


付き合ってるの?


そう聞きたかった。


だって、もし二人が付き合ってるなら、私――坂生くんに惹かれたのが馬鹿みたいじゃん。


村木さんはクラスの会長で、背だって高くて大人っぽくて。


敵うわけ、ないのに。


夢見ちゃって、馬鹿みたいじゃない。


そんな私の考えに気付いたのか、村木さんが首を振った。


「ちっ、違うよ!私たちは幼馴染だよっ」


幼馴…染…?


ああ、幼馴染か「…って幼馴染!?」


大声を出す私に、坂生くんが言った。


「ああ、俺と泉と、クラスに居る優樹。三人で幼馴染なんだ」


にかっと笑う坂生くん。


ああ、カッコいい。


でも次の言葉で、背筋が凍り付いた。


「まぁ、泉と俺は仲良いからなー♪」


そう笑う坂生くん。


――ゾクッ


背筋が凍る。


〝仲良い〟


そんな事、堂々と言われたら…私、居られないよ。



「ご、ごめんっ。私、授業に戻るね!」



涙ぐみそうな感覚を抑えながら、保健室を出る。


「 !? お前…!」


クラスにいる坂生くんと仲の良い男子。


無愛想で有名な、鈴木 優蓮(スズキ ユウレン)。


これが出会いだった。



―――鈴木 優蓮との。



◇next story◇




純愛DAYS


-好き、嫌い-




女子更衣室。


着替え中、坂生くんの話題になった。


「純くんって優しくなぁい?」


更衣室の中で、梨唯奈が甘い声を出した。


「わかるわかるっ」


そんな声がたくさん出てくる。


私も、分かるなぁ。


坂生くんは優しい、何も言わないで仕事を背負っていてくれたんだから。


私は女子たちの話になっとくした。


だって、そう。


誰にでも優しくて、私も惚れそうになっちゃったんだもの。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


体育、女子。


1500Mの測定だった。


1500M、学校外を大回り。


「えー、今日1500Mなの??」


「最悪」


口々に不満をこぼす女子。


その中の一人として、私もそうだった。


「最悪だね、梨唯奈」


ただ、女子の中で、不安そうに顔を潜めている人影を見つけた。


クラスの会長、村木 泉。


でも、私たちがどんなに嫌がっても1500M開始のピストルは鳴った。


―――パアッン


始まるまでぐだぐだ騒いでた女子たちも、ピストルが鳴ると真面目に走り出した。


「ハ…、ハァ…ッ」


小刻みに息が荒くなっていく。


あとどれくらいだろう、早く終わらないかな。


走ってる時なんて、みんな考えてる事は同じだろう。


そんな時だった。


「う…」


苦しそうに道の隅にうずくまっている姿が目に入った。


(誰…?)


私の周りを走っている人も、自分の事で精一杯で、その子が苦しそうにしているのを見て見ぬふりをしていた。


「大丈夫!?」


私はふらつく足で、かけよった。


「気…にし、な――ぃで」


苦しそうに笑う彼女の肩に手を置く。


「!?」


小刻みに肩が震えてる。


(きっと、この子すごく苦しがってる…!)


私はそのこの手を自分の肩に置くと、力いっぱい引き寄せた。


「頑張って、もうすこしで学校だから」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


学校についてその子を保健室に連れて行った。


「もう、大丈夫??」


落ち着いた時、その子は幸せそうに笑った。


「ありがとう」、そう言われた。


何故か、ほっとした。


これが、クラスの会長――村木 泉との出会い。


あ、れ。


どうし…て…だろ――。


意識が遠くなっていくような感覚。


------------------------------


夢で坂生くんを見た。


愛しそうな瞳で、誰かを見つめてる。


その視線の先は――誰?


------------------------------


◇next story◇




  純愛DAYS


-気付かない想い-



「野々原、日誌頼んでいい?」


昼休みの終わりを告げるチャイムが、後ろで鳴る。


「日誌…?」


日誌に心当たりが無いものの、彼が私に差し出しているファイルを手に取る。


その時、私は目を疑った。


「――あ」


そこに書かれている文字。


日直 ・ 坂生 純


     野々原 美子


私、今日日直だったの…!?


焦りながらも、教室の黒板の右下に目線を移す。


坂生 ・ 野々原


間違いなく書いてあった、私の名前。


「ごめんねっ、私知らなくて…」


慌てる私に坂生くんは、笑って答えた。


「いいって。午前中の授業は聞いといたから、午後は頼んでいい?」


「うん」


心から申し訳ない気持ちになった。


ごめんね、もう一度そう言おうとした時。


「純ー!」


男子たちが坂生くんを呼ぶ。


「じゃあ、野々原!よろしくなっ」


美子は手渡されたファイルを見る。


一時限目から四時限目まで、しっかり書いてある。


実感した。


この人って、優しい人なんだなぁ。


惚れ惚れした。


「美ー子ちゃんっ」


誰かに呼ばれ、振り向く。


「どうしたの?そんなに顔を赤らめちゃってぇー」


小さめの身長で、明るい茶髪の梨唯奈(リイナ)が私に向かって微笑む。


頬を赤らめてる?私が?


はっ、と我に返った。


「な、なんでもないよ!そう言えば梨唯奈、次体育だよね?」


「うん、更衣室に行こっ」


「う、うん」


梨唯奈に手を引かれるがままに、私はついて行った。


◇next story◇




         恋して傷ついて




 もう誰も愛せないほどの傷を心に抱いて。





        女の子って大変




      それでも、それでもね





       恋して可愛くなって




 彼の目に移りたいからって努力するのは




        女の子の特権





        ―恋の魔法―




       私はそうだと思うの