ブラックサンタが来た日。 | …。
クリスマス・イブ

世が賑わう日、私には
哀しい日に変わった16年前。

私にとってはブラックサンタが来た日。

父のがん。余命宣告を受けた日だった。


父子家庭で頑張ってきた父の残りの命を
告げられるなんて…


神も何も居ないな…
ってすごく思った…


超サイヤ人みたいな誰よりも強い父が…
消えるの?
嘘でしょ?誰か嘘って言って…


先生に、末期だって告げられても


先生治るって言って!!!
治せるって言ってください!!!!


と泣きじゃくった診察室。


先生は…
お気持ちは分かりますが…
そう言ってあげたいですが…
無責任なことは言えません………


といった…。




今でも、その衝撃と哀しみは
トラウマとして今も残る。




順番は間違いなく親だと理屈では
分かっていても、いつまでも
優しく見守ってくれそうな
勘違いを起こしてしまい


若すぎて…
ナカナカ現実として受け止められなかった。



分かりやすく、
ベタに優しい娘ではなかったけど


一番父のことを考えていたと思う(^_^;)


あの日、診察室から泣き腫らした顔で
出てきた私を不安そうに眺めた父。



咄嗟に言えた

『どんだけ心配させるのよ!
癌かと思って物凄く心配したのに
ガンじゃないってさー。
手術もしなくていいって!
(ホントはもう出来ない状態)
安心したら涙止まんなくなったよー笑い泣き
あ~。心臓に悪っ!!!』


それを最後に、私は
父の前では泣くことをやめた。


その変わり…
こんなに泣いてもまだ涙は出るの?くらい
毎日毎日毎日毎日泣いた
闘病中毎日泣いた…
諦め悪く毎日泣いた…



もしも父子家庭じゃなければ…

父子家庭でも
父として機能してなければ


こんなに思うことも無かっただろう…
多分…。




でも、ほんとに父は
母親に求める愛情の分まで与えてくれた。

それは子供に対しても罪悪感もあったかも
知れないけど…


そう思ってもナカナカ出来ないと思うし。



生まれ変わったら?
いや、実はもう生まれ変わりたくないけど

人は人間にしか生まれ変われないのなら…


あの母親の娘は勘弁だけど、



父の娘としては
また生まれ変わりたい。
いつも、そう思う。

ありがとう……


12.24.......