☆群馬最高峰のストピで年代もののデザイナーズグランピ☆
場所・ 群馬県高崎市八島町 JR高崎駅 東口1F エスカレーター広場下広場
電話・ 高崎中央ライオンズクラブ 027−320ー7752
竣工・ 駅は新しいので平成期か
構造・ 鉄筋コンクリート
設置時期・ 2021年10月21日
解放時間・ 10〜20時
ピアノ・ YAMAHA グランドピアノG2
アントニン・レーモンドモデル 1960年製
ウッド調
備考・ バンド、電子楽器とのセッション禁止、
屋根は開けない、1人・10分程度
最終訪問・ 2023.01
群馬県南部の中心都市の高崎市のJR高崎駅にあり、群馬県の顔の場所にあるピアノです
個人的には群馬県唯一のストピでグランドピアノでデザイナーものなので、群馬最高峰のストピです
mesm東京と同型のアントニン・レーモンド(建築家)によってデザインされたグランドピアノです
JR高崎駅 東口からの風景 国道18号方面
アントニン・レーモンドは日本に多くのモダン建築を残したチェコ出身の建築家
(私もいろんな彼の作品の洋館を各地で見てきました)
「旧ヤマハ銀座ビル」と同じく高崎市の「群馬音楽センター」もまた彼の作品として広く知られています
入口 ここは2階部分 ピアノは1階に
このピアノ、まず目に入るのはマットな質感・明確なエッジフォルムをもつ端正な木目のボディー
しかしそのオーセンティックな塊を支えているのが本体とはまるで対照的とのいえるピアノブラックの光沢を放つ樽型の3本脚
アントニン・レーモンドさんの説明
脚先端のキャスターのクローム部品までがその形状に合わせた専用設計になっています
そんな掟破りともいえるピアノの設計思想からは質感・材質・形状のデザイン3要素の本質とともに、モダニズムにおける美への追及と挑戦を愚直なまでに感じ取ることができます
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今回は、群馬県最高峰の場所でピアノを弾くというので、勇気を出していってみました
しかも連休の1日目の昼なので、人も多い時間で、周りも音楽やいろんな音でガヤガヤしています
このピアノはまだ設置されて1年ちょっとのようですね
ピアノの説明
JR高崎駅の西口の方ではなく、東口の方は内部に入るのは初めてで、Pも連休なのであちこち埋まってしまっていて、Pからの移動に少し迷いました
ルール
立体駐車場からは電気店につながっているのですが、そこのエスカレーターに行くには一旦、Pの非常階段を1階分下りました
レーモンドデザインの珍しいグランピで貴重品
これは、他の人について行ったらわかりました
電気店のエスカレーターから高崎駅東口に入口に出ることができ、ここは2階になります
ピアノは1階にあるので、さらにエスカレーターで下りました
きれいな赤茶色のマットなボディー
着いてみるとすでに弾いている5歳くらいの男の子がおり、その様子を母親が撮影していました
周りの音がうるさくて自分の音が聞こえにくいのか、
そういう弾き方なのか知りませんが、力任せに弾いていたのが気になりました(ピアノは優しく弾いて)
子供って指の力や大きさが足りないから、叩くように弾かないといけないのかな
高崎ライオンズクラブの55周年の記念品みたい
長引いたらいやだなあ、と思って見ていたら1曲だけでちゃんと10分以内で退散してくれました(年配の女性の方は居座る傾向あり)
やはり子供の演奏は知らない人でも老夫婦の拍手がありましたね
自分の孫のように見えたのかも知れません
後ろ側から
さっそく他の人に取られないうちにピアノを確保し、無事に弾くことができました
注意書きには周りの飲食店に配慮した演奏を、とのことですが、それ以上にざわざわして周りの音がうるさいので、自分の音も強めに弾かないと聞こえないので、勘弁を
わりに片隅にあるので落ち着きます
ピアノは確かにデザイナーものの貴重なおしゃれなピアノですし、グランピなのでいいのですが、残念ながら音が出ない鍵盤がありました
中心のドから左側の1オクターブ低いドが出ませんでした
1曲目はCコードの曲だったので、いきなり音が出なくてビビりました
この辺は古いピアノだから仕方がないのかも知れないですね
1960年製なのでもう60年以上前のピアノです
音色・弾き心地は良かったと思います
それよりも貴重なピアノを群馬最高峰のところで弾けた、というのが想い出ですね
曲も群馬・高崎といえば布袋寅泰さんなので、彼の曲2曲とBUCKーTICK、群馬ゆかりのギタリスト、バンドの曲を弾けたので、目標達成でした
人も多く緊張する場所なので、手が震えていたようですが、自分的には最初は緊張でボロボロでしたが、2曲目には乗れたし、3曲目には慣れて自分の世界で弾けたので良かったと思います
全景 向いは飲食店、左がエスカレーター
旦那は2曲目の布袋さんの曲で乗っていたのが「私、余裕で弾けますよ」感が見ててむかついた、とのこと・爆
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・SET LIST
1・ 「POISON」 布袋寅泰
やはり高崎市といえば布袋さんの曲ということで、代表曲を
家ではうまく弾けているのに、緊張で全然楽譜も目に入らな
い状態で暗譜しないとだめですね
高崎市出身の布袋寅泰さん
最初のドの音も出ないし、ちょっと戸惑った曲でした
この曲は以前にJR前橋駅でも弾きました
ABメロからサビ
・調号なし ハ長調 Cmajキー
2・ 「スリル」 布袋寅泰
さらに速くてスリル満点なこの曲で、自分を追い込みます
逆にこちらの方が自分的には難しい曲なので、さんざん暗譜するまで弾きこんだので、
布袋さんは実は韓国・アイヌ・日本・ロシア系のハーフ
うまく弾けて間奏では乗れる余裕も
前に沼田で弾いたときには全然うまくできなかったので、リベンジです
冒頭サビから間奏・ABメロ 例の間奏で乗る アレンジは派手
・♭1 変ロ長調 B♭majキー
3・ 「Snow White」 BUCKーTICK
最後は群馬のバンドの冬曲でダークに締めます
これも暗譜しているので、わりに余裕を持てて、自分の世界で弾くことができたので集中できたと思います
35周年の歴史ある老舗バンド 藤岡市出身
この曲はかなり強弱や速さを強調して弾いており、強く速いときは雪が激しく降ってる様(サビなど)、でも雪は弱まったり強まったりしながら降るので、メリハリをつけてその様を表現しています
前奏からAメロ
実際に長年、雪の降り方を見ているので雪国県民はより雪の曲をうまく表現できると思います
Bメロからサビ、最後まで 母もお気に入りの曲
しかし群馬は関東ですし、私の腕も大したことはないので、無反応で終わりました
都会はうまい人が多いですからねー
・#2 ロ短調 Bmキー
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ということで、電車で群馬県に来る方は必ず来ることのあると思うこの駅、JRの駅ピアノの1つでした
平日の夜とかなら静かに落ち着いて弾けるのでしょうね
機会があればどうぞ
ストピ・レーモンド・駅ピアノ好きの方にもおススメです♪
★群馬県内の駅ピアノ