来年4月に予定されている消費税10%への増税の先行きが不透明になってきています。
当初安倍首相は「リーマンショックや大震災級の事態にならない限り予定通り引き上げる」と語っ
ていましたが、ここにきて雲行きが怪しくなっています。安倍首相自身が始めた「国際金融経済分
析会合」に招かれた海外の経済学者からは消費税の早期引き上げに慎重な声が上がっており、
増税を延期するための環境づくりとの見方も出てきています。
我々にとっては消費税が上がらないことは有り難いことではありますが、現在の財政状況を考え
ると引上げも已む無しとも思えます。消費税を引き上げると経済の停滞を招き法人税等の税収減
につながることは過去の引き上げ時に実証されていますし、引き上げないと財政危機に陥る可能
性が高く、海外からの信頼も失墜するというリスクを孕んでいます。
安倍首相にとっては引くも、進むもいばらの道となることは間違いないと思いますが、昨今ささや
かれている衆・参同時選挙目当てでの判断だけは避けて欲しいものです。
このところ、経済再生に向けた取り組みは日銀頼みになっている感があります。政府としても経済
対策をしっかり打って消費税増税のための意気込みを示し、環境づくりをして欲しいものです。