水曜日の朝 長女(高2)が「喉が異様に痛い」と言いながら登校しました
午後には「寒気がする」とライン

「帰ってきなよ」と言ったけど
「あと2時間だから帰らない」と頑張ったものの授業が終わった時点で保健室へ
「39度発熱🥵」

高校まで迎えに行き、そのままかかりつけのクリニックに行きました。熱は40度越え

インフルエンザと溶連菌の検査をしたけれど陰性。咽頭炎と診断、点滴をすることになりました。

注射が大嫌いな長女、押し問答の末看護師が針を刺したら点滴が落ちずやり直し。2度目も上手くいかず。血管が見えずらくアトピーもあるので仕方ないけれど、長女は静かにキレて「もういい」と。

看護師交代し これで出来なかったら点滴はしない
という事で一発勝負。看護師の手が若干震えてたけれど成功し点滴が始まりました。終了予定は7時30分。先生もスタッフも娘の為に帰れず、申し訳ないと思いつつ。「お母さん一度帰って大丈夫ですよ」と私の身体を気遣って下さいましたが娘に帰るな と言われ残る事に。

長女は普段から泣かないけれど涙をポロポロ流してました。鼻水が止まらず「拭け」と言われ拭くと「もっと綺麗に拭け」だの「優しく拭け」だの要求多いし。
何度も鼻の世話をしながら自分が入院していた時の事を思い出しました。

自分は全然痛くないのに私の痛みや辛さを汲んで世話をし付き合ってくださった看護師さんたち。いくら仕事だとはいえ慣れているとはいえ気持ちが無ければ出来ないよなぁと思っていました。
私が不安で発作が起きた時に泣きながら「ごめんね、何も出来なくて。」と言いながら背中をさすり続けてくれた看護師さん。忙しい中何十分も側にいて下さった看護師さん。思い出しました。

娘の熱も点滴も代わってあげられないけれど、鼻を拭き手を握り側にいる事は出来る。

点滴が終わり怒り狂った娘は無言で先に帰ってしまい翌朝まで部屋から出て来ませんでした。

もう熱は下がり食事も摂れるようになり登校出来そう。
私はドライな性格だし面倒見は良くないから、以前なら鼻くらい自分で拭いて と言ってたと思いますが、病気して病院のスタッフや家族にどんなに良くしてしてもらったかを考えられるようになりました。

癌になり何かを学んだり、誰かの役に立つ事をする という脅迫観念が苦しかった時期があったけれど、意識しないでも癌から学んだ事はあるし学んだ事を生きているんだな と思いました。