カレー屋さんを出て車に乗り込みました。
私は土地勘もないので運転はもやしさん。
言い合いの続きがはじまります。
もやし「葬式みたいな顔してる。」
こっちは怒りで震えてるんだわ。
普通に会話なんてできないし、拷問受けた からね
わみ「バカにした言い方されて会話なんかできんし。」
もやし「だいたい甘えてんだ。お嬢様か?」
は?何それ
もやし「苦労してきてないでしょう。死ぬ思いしたことないでしょ。」
え?ありますけど
もやし「高校出てから何してたの?」
わみ「資格取得のために大学に行った。」
もやし「大学なんか行って何になる?遊んでただけでしょうが」
わみ「大学行かないと取れない資格なの!ちゃんと資格取って卒業してるわ」
もやし「大学なんか行かないで旅に行けよ」
←わみ(目が点)
もやし「なんで旅しない!旅に行けよ!」
ちょっと意味がわからない
もやし「死ぬ思いしてみろよ!バカなの?」
何をどうすれば…
てか、今バカって言った
もやし「もっと苦労して死ぬ目にあえよ!」
「死にそうになったら俺が助けてやる。今だって助けてやってるだろうが!」
いやいや、この人何言ってるんでしょうね
この事件の以前にも
冷たい人間だ。思いやりがない。優しくない。等々、他人に初めて言われたことですごく落ち込みました。
それは私が絶対にそんな人にはならないと思ってきたことだったから。
この時の私は言われたことがショックで、
もやしさんが何を言ってるのか何を言おうとしているのか分からなくて何も言えなくなりました。
そして、興奮してまくし立てるこの人には何を言ってもダメなんだと。
私が黙り込んだのでもやしさんも何も言わなくなりました。
県外に来てて夜も遅くなってここで置き去りにされたら…なんてことも頭をよぎりました。
でも、私の車です。
私の車で来ててよかった
まさか盗難はしないだろう。
豹変したもやしさんを見て恐怖でした。
30分くらい経った頃、コンビニに寄ったもやしさん。
もやし「何か飲む?」
わみ「・・・・」
もやし「なあ〜にぃ〜?行こうよ〜」
急に通常モード
もやし「ねぇ、わみ。怖かった?傷ついた?」
え?何?今度は何?
もやし「俺、怒ったけどさー、わみがずっと黙ってる時に思ったんだー。やっぱりわみを愛してる。」
この人何なんですか?
そして、さらなる大事件がこの後起こります。
続きます。