都立中高一貫校に知り合いが多数いる。
どこの都立高校でも同じで、指導力の高い人もいれば低い人もいる。
仕事ができない人もいればできる人もいる。
ただ都立中高一貫校すべてに共通することは、
①新人が多い
②教員が多忙
という点である。
①については、東京都の採用条件による。
採用二校目は島か定時制になっても文句は言えないというシステムで、それを逃れる術は、中高一貫校に自ら名乗りをあげ、選考試験を受けるしかない。
そこで、島や定なんていきたくないと思う新人および、自分は能力が高いのでできる生徒を教えたいと思う新人は中高一貫へ行く。
当然仕事ができ指導力の高い若手もいるが、そうでもないが自信だけはある人も採用される。現場は混乱する。
②他の都立高より格別に教員の仕事量が多い。
これはどの中高一貫にいる人もおしなべておっしゃっているから真実なのだと思う。
すると、若手起用をしたい東京都との人事配置と需要と供給は一致する。
子育て中の20代後半から40代前半は、おそらくそこには手を挙げないし行きたくない、50代後半の親の介護で多忙の人もまたしかり。
当分仕事だけで良いとワークとライフのバランスを考えない人が適している。
だが、教員集団というものには、バランスが必要である。
若手と中堅とベテラン。
そこが混在していることが、教育力を高めることなる。
都立中高一貫はそこのバランスが非常にいびつであり、中堅が非常に苦労しているのが現状。
よって、都立中高一貫に過剰な期待を持ってはならない。
私の個人的意見ですけどね。