ソウルで日本語を教えている龍子です。

 

 

私の大好きな도깨비(トッケビ)節分

 

台本にしては足りないし、

あらすじというにはまとまってないし、

セリフも日本語訳もミスがありますが、ご容赦ください。

 

自分のために。それだけです。

 

 

 

トッケビ あらすじ 1話1〜67〜1018〜27はこちら

 

 

도깨비 1話11〜17

 

 

11.茶室。

 

 

黒ずくめの男がファンミヨンにお茶をいれる。

 

 

검은 옷의 남자:마셔요. 이승의 기억을 잊게 해줍니다.

黒ずくめの男:お飲みください。この世の記憶を消してくれます。

 

 

황미영:안 마시면 어떻게 되는데요?

ファン ミヨン:飲まなかったらどうなるんですか?

 

 

검은 옷의 남자:안 마신 걸 후회하게 되겠죠. 어떤 후회든, 부디 이승에서만 하시길.

黒ずくめの男:飲まなかったことを後悔することになるでしょう。どんな後悔もどうかこの世だけで。

 

きれいな音と共に女性はいなくなり、黒ずくめの男は洗った茶碗を棚にしまう。

 

 

 

石垣の坂道。高麗時代のキムシンに似た男が歩いてくる。

 

 

黒ずくめの男が茶室の外を見ると、キムシンに似た男と目が合う。

 

검은 옷의 남자:도깨비?

黒ずくめの男:トッケビ?

 

 

도깨비:저승사자?

トッケビ:死神?

 

 

二人は壁を通して話している。

 

 

도깨비:매우 상스러운 갓을 썼군

トッケビ:ずいぶんと下品な帽子をかぶっているな

 

 

素っ気なく立ち去るトッケビと、茶室で厳しい表情の死神。

 

 

(12.トッケビの家の庭。→カット)

 

 

13.トッケビの家のリビング。自然にろうそくに火が灯り、家具のカバーが取れる。トッケビが帰宅する。

 


 

가신:나으리.

家臣:旦那様。

 

 

가신:20년만에 뵙습니다. 그간 무고하셨사옵니까.

家臣:20年ぶりにお目にかかります。お元気でいらっしゃいましたか。

 

 

도깨비:그대도 무탈하였는가.

トッケビ:お前も達者であったか。

 

가신:전 많이 늙었지요. 나으리는 여전히 멋지십니다. 

家臣:私はずいぶん年をとりましたでしょう。旦那様は相変わらず素敵でいらっしゃいます。

 

 

어랸가신:별로 안 멋진데?

幼い家臣:別に素敵じゃないけど?

 

 

가신:씁! 이놈! 서신으로 아뢰었듯 그 손주 놈입니다. 인사 올리거라.

家臣:こら!お前!お手紙で申し上げた孫でございます。ご挨拶なさい。

 

어랸가신:이 아저씨 누군데?

幼い家臣:このおじさん、誰なの?

 

 

도깨비:니가 덕화구나. 나는 그대의 삼촌이었다가 형제였다가 아들이었다가 손자가 될 사람이다. 잘 부탁한다.
トッケビ:お前がドクファだな。俺はお前のおじであり、兄弟になり、息子になり、孫になる者だ。よろしく頼む。

 

덕화:그게 뭐야? 점점 수상해!

ドクファ:何だそれ。ますますあやしいな。

 

 

가신:이놈! 아이고 송구합니다. 4대 독자라 오냐오냐했더니만은…

家臣:お前!ああ、申し訳ございません。4代目の一人息子なもので、甘やかされて育ってしまって。

 

도깨비:헌데 넌..

トッケビ:ところでお前は・・・

 

덕화:나? 왜?

ドクファ:僕?何?

 

도깨비:고려에서 태어나 이국 땅에 잠든 이가 있었다. 그대의 먼 조상이다. 그 아이와 꼭 닮았구나.

トッケビ:高麗で生まれ、異国の地に眠った者がいる。お前の遠い先祖だ。あの子にそっくりだな。

 

덕화:어디가? 그 조상 잘 생겼어?

ドクファ:どこが?その先祖はかっこよかった?

 

 

가신:쓰읍! 이 놈아! 어디서 이런 놈이 태어났는지. 면목 없습니다, 나으리.

家臣:こら、お前!どこからこんなやつが生まれたんだろう。面目次第もございません、旦那様。

 

도깨비:괘념치 말아라. 그대 가문에 그 누구도 실망스러웠던 적 없으니.

トッケビ:気にするな。お前の家門の誰にも失望したことはなかったから。

 

덕화:근데 삼촌, 왜 자꾸 우리 할아버지한테 반말해? 죽을래?

ドクファ:ところでおじさん。どうしてずっとじいちゃんにタメ口なの?死にたいの?

 

가신:이 놈아!! 어휴.

家臣:こいつ!ああ。

 

 

トッケビは優しく笑う。

 

 

 

(14.高層ビルの屋上。→カット)


 

15.高麗時代。かつて王宮で、キムシンの目の前で斬られそうになった家臣が、その30年後に錆びた剣の前で座り込む。隣にはドクファに似た少年がいる。

 

가신:나으리. 너무나 늦게 와, 송구합니다. 소인은 여태 앓았습니다. 저는 이제 갈 모양입니다. 

이제부터는 이 아이가 나으리를 뫼실 것이옵니다. 손주 놈입니다.

家臣:旦那様。伺うのがこんなにも遅くなってしまい、申し訳ございません。私は今まで患っておりました。私は、もう、参るようです。

これからは、この子が旦那様にお仕え致します。孫にございます。

 

 

어랸가신:이 칼이 나으리에요, 할아버지?

幼い家臣:この剣がだんな様なの?おじいちゃん。

 

 

突然、剣が唸り、動き、稲妻が走る。驚く二人。

 

 

신:너의 백성의 염원이 널 살리는구나. 허나, 너의 검엔 수 천의 피가 묻었다. 

神:お前の民の念願がお前を生かすのだな。だがお前の剣には幾千もの血がついた。


 


신:너에겐 적이었으나 그 또한 신의 피조물. 

홀로 불멸을 살며 사랑하는 이들의 죽음을 지켜 보아라. 

그 어떤 죽음도 잊히지 않으리라. 내가 내리는 상이자, 그대가 받는 벌이다. 
神:お前には敵であったが、その者たちもまた神の創造物。

一人不滅の命を生き、愛する者たちの死を見守るのだ。

そのどの死も忘れることはないだろう。私が下した褒美であり、お前が受ける罰だ。

 

 

 

신:오직 도깨비 신부만이 그 검을 뽑을 것이다. 검을 뽑으면 무로 돌아가 평안하리라.

神:ただトッケビの花嫁だけがその剣を抜くだろう。

剣を抜けば無に帰り、安らかになるだろう。

 

 

かつての将軍キムシンが、青白く光る剣に刺さったままトッケビとして蘇った。

 

 

가신:나으리!

家臣:旦那様!

 

도깨비:다녀올 곳이 있다.

トッケビ:行く場所がある。

 

 

家臣は頭を下げる。

 

 

16.王宮の夜の寝殿を、二人の男が歩いている。一人が気配に気付き、怒鳴る。

 

 

신하:무엄하다. 대관절 뭐 하는 자인데 이리도 불경스러운 기운을 내뿜는 것이야! 

臣下:無礼であるな。一体何奴がこのように不敬な気配を撒き散らすのであろうか。

 

 

かつて王の側近でキムシンを死に追いやった、もう一人の男が目を見張る。

 

 

신하:어허. 이 놈이 그래두..

臣下:ほう、こやつ、それにしても…

 


 

話していた男は、途中で勢いよく飛ばされ、窓を破り外へ消える。

 

측근:너,너,너,너는!!

側近:お、お、お、お前は!

 

 

側近はトッケビの手元へ引き寄せられ、そのまま首を締め殺されて捨て置かれる。

 


 

トッケビは、階段をのぼり王の元へ行ったが、すでに死装束が施された後であった。


 

도깨비:내가.. 늦었구나.

トッケビ:わたしが遅かったな。

 

 

虚しい復讐を終えたトッケビは、静かな寝殿にたたずむ。

 

 

17.トッケビは蘇った野に戻る。幼い家臣が泣きながら、亡くなった祖父のために石の塔を積んでいる。

 

 

어랸가신:할아버지.할아버지.

おじいちゃん。おじいちゃん。

 

トッケビも隣に行き膝をつき、石を積む。幼い家臣はトッケビに気付いて向き直る。

 

 

도깨비:자네가.. 내가 받는 첫 번째 벌인 모양이다.

トッケビ:お前が私が受ける最初の罰のようだ。

 

어랸가신:절, 받으십시오. 

幼い家臣:ご挨拶申し上げます。

 

丁寧にトッケビにお辞儀をする。

 

어랸가신:이제부터 제가 모시겠습니다. 할아버지 유언이셨습니다.

幼い家臣:これからは私がお仕え致します。祖父の遺言です。

 

 

도깨비:복수에 눈이 멀어, 어찌 지냈느냐 안부 한마디 건네지 못하였다. 그래도 그리해주겠느냐?

トッケビ:復讐に目が眩み、どう過ごしていたか聞きもしなかった。

それでも仕えてくれるのか?

 

 

幼い家臣は黙ってうなずき、二人は黙って見つめ合う。

 

 

 

 

 

 

トッケビ あらすじ 1話1〜67〜1018〜27はこちら

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー