ソウルで日本語を教えている龍子です。

 

 

私の大好きな도깨비(トッケビ)節分

 

台本にしては足りないし、

あらすじというにはまとまってないし、

セリフも日本語訳もミスがありますが、ご容赦ください。

自分のために。それだけです。

 

 

トッケビ あらすじ 1話1〜611〜17はこちら

 

 

도깨비 1話7〜10

 

 

7.宮殿前。

 

충신:문을 열어라! 개선장군 김신 장군이시다!

忠臣:門を開けろ!キムシン将軍の凱旋である!

 

 

수비군:김신은 군장을 풀고 어명을 받들라. 

守備兵:キムシンは武装を解き、御命を聞け。

 

 

충신:네 이놈! 나시 지껄여 보아라. 정 7품 별장 놈이 감히 상장군의 존명을!

忠臣:この野郎!もう一度ほざいてみろ。

正七品別将(階級)の奴が、恐れ多くも上将軍のお名前を!

 

수비군:명군의 반주 김신은 군장을 풀고..

守備兵:名君の班主(上将軍の名称の一つ)キムシンは武装を解き…

 

충신:네 정녕!

忠臣:貴様、本当に!

 

 

김신:들었다. 기다려라.

キムシン:わかった。待て。

 

キムシンたちは武装を解く。

 

 

김신:되었느냐.

キムシン:これでいいか。

 

수비군:대역죄인 김신은 검을 물고 무릎을 꿇고 어명을 받들라!

守備兵:大逆罪人キムシンは、剣を置き跪いて御命を聞け!

 

충신:혀를 뽑아버릴라! 대역죄인이라니! 미쳤느냐! 돌았느냐!

忠臣:舌を抜いてしまえ!大逆罪人だと!正気か!ふざけるな!

 

城の兵が弓を構える。

 

 

충신:장군..

忠臣:将軍…。

 

수비군:대역죄인 김신은 검을 물고 무릎을 꿇고..

守備兵:大逆罪人キムシンは、剣を置き跪いて…

 

 

김신:폐하를 뵙겠다. 길을 터라.

キムシン:陛下にお目にかかるのだ。道をあけろ。

 

수비군:죄인 김신은..

守備兵:罪人キムシンは…

 

김신:막아서면 반드시 죽을 것이다. 길을 터라.

キムシン:邪魔するなら死ぬぞ。道をあけろ。

 

キムシンが門へ進むと一斉に矢が放たれ、部下が次々に倒れる。

 

 

충신:네 이놈들! 오직 주군의 이름으로 사흘 밤낮을 싸웠다! 

그 생지옥에서 살아돌아오는 길이란 말이다. 헌데 네놈들이! 감히 네놈들이! 

忠臣:この野郎!ただ主君の名のために三日三晩戦ったんだ!
その生き地獄から生きて帰ってきたところだっていうのに!
それなのにお前ら!よくも貴様ら!

 

 

門の中から声が聞こえる。

 

측근:성문을 열어라!

側近:城門をあけろ!

 

김신:이들 곁을 지켜라. 금방 다녀오마.

キムシン:彼らを守れ。すぐに行ってこよう。

 

門が開かれキムシンが入る。王と側近が上に、少し下に王妃が立っている。

 


 

측근:백성 위에 왕. 왕 위에 신. 그 신이 김신을 일컫는다 합니다.

저 자의 끝없는 승전보가 백성을 현혹하고 저 자의 권세가 거듭 왕실을 조롱하니, 국법으로 엄히 다스리시옵소서.

側近:民の上に王、王の上に神。その神はキムシンを指すといいます。

あの者の終わりなき勝利の知らせが民を惑わし、あの者の権威が重ねて王室を嘲笑っておりますゆえ、法で厳しく処されますよう。

 

 

김신NA:그는 적의 칼날은 정확하게 보았지만 자신을 향한 어린 왕의 질투와 두려움은 보지 못 했다.

그것이 자신에게 겨눠진 가장 날카로운 칼날이었음을 그는 알지 못 했다.

キムシンNA:彼は敵の刃は正確に見えたが、自身に向けられた幼い王の嫉妬と恐れは見ることができなかった。

それが自分を狙う最も鋭い刃だったということは知り得なかった。

 

김신:정녕 이렇게까지 하시는 겁니까?

キムシン:本当にこんなことまでなさるのですか?

 

 

왕:그러니 더는 오지마라. 멈추어라. 그게 뭐든 멈추어라. 

그 자리에 멈춰 역적으로 죽어라. 그럼 너를 뺀 모두를 살릴 것이다. 

허나 단 한 걸음이라도 더 다가온다면 네 놈의 걸음 하나, 시선 한번에 모두를 죽여 네 놈 발치에 깔아줄 것이다.

王:だからそれ以上は来るな。止まれ。どうあれ止まるのだ。

その場に止まり、逆賊として死ね。そうすればお前以外の全ての者を生かそう。

しかしただ一歩でも近づけば、お前の歩み一つ、目線一つで全ての者を殺し、お前の足元に敷きつめてやろう。

 

왕비:가세요, 장군. 저는 괜찮습니다.

王妃:お進みください、将軍。私は構いません。

 

 

김신:저는.. 마마 저는..

キムシン:私は、王妃さま、私は…。

 

 

왕비:압니다. 진정 다 압니다. 혹여 이게 마지막이면 이 또한 제 운명인 겁니다. 

그러니 가세요. 멈추지 말고 폐하께 가세요, 장군.

王妃:わかっています。本当に全てわかっています。

もしこれが最後なら、これもまた私の運命なのです。

ですからお進みください。止まらずに陛下の元へお進みください、将軍。

 

キムシンは王のもとへと向かう。

 

 

왕:역모다. 저 집안의 그 누구의 숨도 붙여두지 말라! 어명이다!

王:謀反だ。やつの家族は誰も生かしておくな。王命だ!

 

 

王妃が弓に倒れ、キムシンの親族が斬られる。目の前に連れてこられた家臣を見てキムシンは足を止めるが、家臣が斬られそうになる。

 


 

측근:멈추어라! 뭣들 하느냐! 죄인을 꿇려라!

側近:止まれ!皆の者何をしている!罪人を跪かせろ!

 

王臣がキムシンの足を切り、立てなくさせる。

 

 

門の外から忠臣が入ってきて叫ぶ。

 

충신:장군! 폐하! 어찌 이러십니까! 하늘이 두렵지 않으십니까?

忠臣:将軍!陛下!なぜこのようになさるのですか!天が恐ろしくないのですか?

 

 

왕:하늘이 언제 네 놈들 편을 들겠다더냐.

王:天がいつお前たちの味方だと言ったんだ。

 

측근:죄인의 눈빛이 형형하니 어심이 어지럽다. 반드시 참하라.

側近:罪人の目が爛爛としてめまいがする。斬首にしろ。

 

キムシンは、斬ろうとした王臣を突き飛ばす。

 

 

김신:그대의 일이 아니다.

キムシン:お前の仕事ではない。

 

충신:장군, 장군, 장군, 장군!

忠臣:将軍、将軍、将軍、将軍!

 

김신:마지막을 자네에게 부탁하고 싶은데.

キムシン:最後をお前に頼みたいんだが。


 

충신:상장군의 명을 받듭니다. 용서하십시오.

忠臣:上将軍の御命令を承ります。お許しください。

 

 

충신:곧 따라가 뵙겠습니다.

忠臣:すぐに後を追い、お目にかかります。


 

측근:그 누구도 반역 죄인의 시신을 수습하지 말라. 

側近:誰も反逆罪人の屍を拾ってはならない。

 

 

측근:들판에 버려두어 들짐승과 날짐승의 먹이로 두라. 

금수의 허기를 달래는, 딱 그 정도가 저 자의 가치다.

側近:野に捨て置き、獣や鳥の餌として置いておけ。
獣の飢えを癒すこと、ちょうどその程度があの者の価値だ。

 

 

측근:어명이다!

側近:御命だ!


 

王はその場を去り、王妃は徐々に目を閉じ、涙が一雫。
 

 

その手には指輪が。

 

 

 

8.野に捨てられたキムシンが空を見ている。

 

 

백성들:용왕님! 산신님! 천지신명님! 우리 장군님 살려주십시요! 칠성님! 우리 장군님...제발...

民衆:龍王様!山神様!天地神明様!我らの将軍様をお救いください!七星神様!我らの将軍様を、どうか。

 


김신NA:그 누구에게도 빌지 마라. 신은 듣고 있지 않으니. 

하루 중 가장 화창한 오시 그는 자신이 지키던 주군의 칼날에 죽었다.

キムシンNA:誰にも祈るな。神は聞いていない。

一日で最もうららかな午の刻(11時〜13時)に、彼は自分が守った主君の刃で息絶えた。


 

数年経過。野のキムシンの上に雪が降り、唯一見える剣に白い蝶が話しかける。

 

신:그대는 목숨을 다해 백성을 구했으나 백성은 널 잊었구나.

神:お前は命をかけて民を救ったが、民はお前を忘れてしまったな。

 

 

果てなく広がる雪原を歩くキムシンの周りを白い蝶が飛び回る。

 

신:인간이란 그런 것이다. 기대할 것이 못 되지. 때문에 너는 잊혀진 것이다.

神:人間とはそういうものだ。期待できないだろう。ゆえにお前は忘れられたのだ。

 

김신NA:저도 백성도 그저 빌고 기댈 뿐, 저는 잊혀지지 않았습니다. 기대할게 못 되는 건 듣지 않는 신입니다.

キムシンNA:私も民もただ、いつかと期待して祈るだけ、私は忘れられはしなかった。あてにできない祈りは聞かないのが神なんだな。

 

신:인간은 쉽게 변한다. 욕심은 끝이 없고 희생은 당연하고 은혜는 바로 잊고 신의는 깨트리지. 그런 자들의 염원 따위, 들을 가치 없다.

神:人間は簡単に変わる。欲は尽きず、犠牲は当然で、恩恵はすぐ忘れ、信義は破るだろう。そんな者たちの念願など聞く価値がない。

 

김신NA:저도 백성도 그저 신에게 조롱당할 뿐, 저는 잊혀지지 않았습니다. 내기 할까요?

キムシンNA:私も民もただ神にからかわれているだけだ。私は忘れられはしなかった。賭けようか?

 

 

野の錆びた剣の柄に舞い降りる蝶。

 

신:신과 내기라.

神:神と賭けか。

 

 

歳月は過ぎ、雪原はそば畑に。

 

 

 

9.1998年。ソウルの高層ビル。幻想的な霧。

 

 

 

10.都心の横断歩道。黒ずくめの男が渡る時、車が猛スピードでぶつかる。

 

차주인:아이씨. 이런 미친 새끼가. 이씨. 아이, 눈깔이 넌 장식이냐 이씨! 뒤질라고! 씨...너, 이 새끼... 뭐야…

運転手:くそ!このキチガイ野郎。ちくしょう、くそ、お前の目はお飾りか、くそ!死んじまえ!ああ。お前、この野郎、何だ…

 

 

검은 옷의 남자:멧돼지.

黒ずくめの男:イノシシ。

 

 

차주인:뭐?

運転手:何だ?

 

 

검은 옷의 남자:너는 멧돼지를 받은 것이다.

黒ずくめの男:お前はイノシシにぶつかったんだ。

 

 

 

黒ずくめの男は帽子をかぶって消える。そこに車が通りかかる。

 

지나가는 차량주인:괜찮으세요? 신고해드릴까요?

通行人:大丈夫ですか?通報しましょうか?

 

차주인:제가요, 멧돼지를 쳐가지구요. 그러니까 갑자기 멧돼지가 튀어 나와가지고.

運転手:私がですね、イノシシをはねて。だから急にイノシシが飛び出してきて。

 

 

지나가는 차량주인:메,멧돼지요? 강,강남 한복판에?

通行人:い…いのししですか?カ…カンナム(ソウルの銀座みたいな大きい町)のど真ん中で?

 

 

행인들:꺅!! 으악!!

通行人たち:きゃー!うわ!
 

事故で開いた車のトランクから、女性の手が出ている。

 

 

지나가는 차량주인:여보세요? 네, 거기 112죠? 여기 역삼 사거린데요. 트렁크에 여자가. 죽, 죽은 거 같애요. 예. 모르겠어요. 지금 움직임이 없어요. 예. 

通行人:もしもし?はい、そこは112(日本の110番)ですよね?ここはヨッサム交差点なんですが。トランクに女性が。し…死んでるみたいです。ええ。わかりません。今、動きません。ええ。

 

 

여:아악!

女性:ああ!

 

トランクの中の女性と同じ女性が座り込む。

 

지나가는 차량주인:정확한 건 모르겠어요. 그냥 교통사고가 나가지고 그런 건지.. 상황은 정확하게 모르겠어요. 빨리 와주셔야 될 거 같아요. 예.   

通行人:はっきりとはわかりません。ただ、交通事故があって、そうだと思うけど。状況は正確にわかりません。早く来てもらえませんか。ええ。

 

여:내가 왜? 

女性:私がどうして?

 

 

지나가는 차량주인:네. 네. 여기 역삼사거리 횡단보도..

通行人:はい。はい。ここはヨッサム交差点の横断歩道…

 

여:내가 왜 저기...

女性:私がどうしてそこに…

 

검은 옷의 남자 목소리:황미영. 25세. 

黒ずくめの男の声:ファン ミヨン。25歳。

 

先ほどの黒ずくめの男の声が聞こえる。

 

 

검은 옷의 남자:계축년 정사월 을사일 신사시 출생. 

무인년 을묘월 기묘일 08시 32분 사망. 사인 질식사. 본인 맞으시죠?

黒ずくめの男:癸丑年 丁巳月 乙巳日 辛巳時(1973年5月9日9時30分〜11時29分)生まれ。

戊寅年 乙卯月 己卯日(1998年2月11日) 8時32分 死亡。死因 窒息死。

ご本人ですね?

 

 

 

 

 

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