52歳おっさん。

無類のボクシング好き。

ボクシングの為なら全ての予定を白紙にしますww。


ボクシング世界戦の次の日は、ほぼ間違いなく観戦記になります。

ご了承下さい。




【本文】




最近のボクシング世界戦は地上波では放送しません。

昨日の試合もAmazonプライムでの放送。


サブスクを有料で買う事等、した事ありませんでしたが、先月のAmazonプライムでのボクシング中継から1ヶ月と1日。

1ヶ月間は無料だが、1日過ぎて試合を組む辺りがAmazonプライム戦略の妙w。


この放送の為に有料会員になりましたww


※ただ、この試合はフジテレビも制作協力してましたね。村田諒太・井上尚弥を手離したくないフジの強い意向が分かりますw。





<田中恒成VSバカセグア戦>


今回の3人で1番楽しみにしていた試合。

田中恒成選手のyoutubeも登録してるし、発信してるSNSもほぼ観てる。


井岡一翔選手に負けた事でより一層、田中恒成の人間的魅力に興味が湧いた。






田中選手の入場からもう涙が出てきた



結果、判定勝ちで日本人3人目(井岡一翔・井上尚弥)の4階級制覇(Fourtimes)チャンピオンになった!




良かった、本当に良かった。



ですが、あえて言わせて欲しい。



田中恒成選手の特徴「左右の動き・スピード」が全く活かされていない試合だった。

且つ、右ストレートのタイミングが取れない。



バカセグアの癖を見抜いて、右を出すタイミングを早期に掴めばもっと楽に勝てた相手だ。



どうした?田中恒成。


リカバリーで体重上げ過ぎたか?


年齢から来る衰えなのか?



ディフェンス力の向上は感じたけど、(今までの)圧倒的な攻撃力が落ちてるなら、これから先のチャンピオンロードはかなり険しいぞ!



(若い時見せていた)前後左右の動き、ハンドスピードで圧倒する、プラスディフェンス力を身に付けた、無敵の田中恒成をファンはみたいのだ。





でも、無事3年振りに世界チャンピオンに返り咲いた。


これからも全力で応援するぞ!

頑張れ、田中恒成!!








<サンティアゴVS中谷潤人戦>


無敗の2階級制覇チャンピオン、“ネクスト井上尚弥”と言われている中谷潤人選手。




勝つのは揺るがないと思っていたけど、ここまで強いとは……




ルイス・ネリのパーマ版に見えた、元チャンピオン・サンティアゴ選手も弱くない。






だが、中谷選手はレベルが違った。




体格差を活かした距離の取り方、多彩なパンチ、足や身体の捌き方、アテ勘、どれをとってもサンティアゴより1枚も2枚も上。



2回終了時のインターバル、セコンドで笑っているのを見て「えっ、もう余裕なの?」と思った。





距離の取り方が抜群に上手い。

"入ってこようものなら左で迎撃しますよ!"

"打ってこないのならこちらから行きますよ!"

どちらにも卒なく対応出来る。





それまでのボクシングとは全く違った、

フィニッシュラウンドの仕留め方、一瞬のパワー&スピードは度肝抜かれた。




まだバンタム級初戦なのに、

これはもう、今のバンタムでは相手いないんじゃないの?と思わせてくれる強さだ。




井上尚弥みたいな「スピードのあるハードパンチャー」と闘って欲しい。


(今日時点)IBFチャンピオン:エマヌエル・ロドリゲス選手が、'井上尚弥戦で見せた1ラウンド目‘を再現出来るのであれば見てみたい。

が、それまでロドリゲス選手がチャンピオンであるかどうかは微妙だ。



他のバンタムの選手では中谷選手の相手になる選手はいないだろう。

井上拓真選手でも(今は)勝てない。




この先、どうするのだろうか…


もしかして1階級上…もあり得る。






楽しみでならない!









<井上拓真VSアンカハス戦>


正直、戦前は「拓真選手、早い回でKO負け」を予想していた。


アンカハスが元気な内にアンカハスの左の餌食になるだろう…と思っていた。





それが…



ディフェンス力には元々定評があったが、アンカハス対策もしっかりしていて、左を貰わない処かカウンターを当てて、アンカハスが容易に左を出せなくしていた。




パンチ力が自慢のアンカハス、あとは超接近戦で当てるしかなかった。。。

スタミナがないアンカハスは拓真がコツコツ当てたボディーの蓄積により、身体を委ねる接近戦しか立っている策がなくなった。





そこに、ボディー2発ズドン‼︎




今までの試合ではパンチ力を活かしきれていなかった井上拓真も、ボディーなら力が逃げずに伝わるわな。




長谷川穂積さんが解説で言っていた

「井上拓真選手が"長谷川版確変(チャンピオンになってからのKO率が高い)"に入ったかも…」と思わせる、本来の力が発揮出来た試合だった。


打った後の腕をもう1cm伸ばしてから戻せば、

全てのパンチの破壊力は格段に変わるのに…






ただ、試合後リング上で(苦しかったのは分かるけど)泣いたり、キャンパスを叩いたりして喜びを爆発させるのは如何なものだろう…

チャンピオンとしての防衛戦に勝利したのだから、公ではもう少しチャンピオンらしく、大喜びは見てない所でして欲しかった。



その辺りが今後の課題だ。



試合後、ボクシング連盟の偉い人達(外人)がこぞって、拓真そっちのけで井上尚弥に握手を求めるシーンが何度もTVに映ったのには笑った。


やっぱり、井上尚弥は試合をしなくても世界の井上尚弥なんだなww




兎にも角にも…


日本人3人共、チャンピオン獲得&防衛、おめでとうございます。感動をありがとうございます!


これからも応援しています‼︎





※長くなってすみません。

書いてる間も楽しくて楽しくてつい長くなりました。ご拝読、ありがとうございました^ ^