先日ブッシー育成水槽を見た時に感じた事がありました。種類は違いますが、同じプレコという事でキンペコやインペの育成のヒントになればいいなと思います。
仮説
【体内の気泡(浮き袋)の異常による内蔵圧迫】
プレコの稚魚期から幼魚期の歩止まりの低さには初期餌料や環境など、様々な要因が考えられます。その1つとして気泡(浮き袋?)の異常があると感じました。
【参照個体】
fig.1ブッシーの親魚ペア
ノーマル:オス / アルビノ:メス
まず、fig.2とfig.3の画像を見比べて下さい。
それぞれ写っている個体は、fig.1のペアから生まれた同腹のF1個体です。
大きは±25mm~30mm
腸の左側に3つ気泡が見られ、腸が右側に偏っています。
植物食性が強く、長い腸がぐるぐるおさまっています。
左肩に小さな気泡が見てとれます。この気泡とfig.2の腹腔部の気泡が同一のものかはわかりません。
【考察】
キンペコやインペの稚魚期の場合、fig.4のアルビノブッシーのような気泡が見にくく、実際にあるのかないのかわかりません。ある位置も個体により様々なので、特定するのは難しいと思います。
fig.2のブッシーを観察してるかぎり、今のところこの偏りによる成長不良や問題は確認できません。
しかし、シングー川産ヒパンキは採集個体であったとしてもかなり近親交配が進んでおり、いわゆる血が濃い多様性が著しく低い種と思われます。そのため、ブッシーではなんら問題ない疾患も致命的な原因になる事が想像されます。
ブッシーのような疾患がある場合、もともと虚弱である事に加え、消化器官が偏っているため人工飼料の吸水による膨らみや食べすぎによる詰まり。小さな事でも問題になりうると思います。
現時点で私の水槽内で殖えたブッシー(アルビノ)には気泡が大多数で確認できますが、問題無く成長しています。
底生性のプレコにこれほど浮き袋が発達してるとも考えにくいですが、なぜ気泡が入るのか、気泡が大きくなるのか、無くなるのか無くならないのか、全くわかっていません。
今後、私がブリードしたキンペコでも気泡の有無含めて経過観察してみたいと思います。
単に消化不良では無く、今回のような小さな要因が絡み合って成長過程で問題になるのだろうと感じました。
余談ですが…
fig.1のペアからは10%ほどの割合でブルーアイゴールデンが生まれます。また、レッドアイゴールデンもごく少数生まれます。
それではまた。