前回と同じ、レントゲンのフイルムを拡大し
癌細胞の確認場所を説明して頂いた。
十二指腸と肝臓に飛び火、転移が3か所に確認されていて。
2回目入院の時の、癌細胞確認検査の報告と
今後の手当の方針が説明される。
86歳の年齢からすると、この場所の完治は望めない。
体力的に手術は出来ない。
放射線治療も体力のっ衰弱を早めるため無理。
穏やかに緩和治療で…。
娘が「率直に伺います、後、どのくらいの生存なのでしょう~」
と鋭い質問を投げる。
先生は、知りたいですか?と、本人に聞く。
ニコッと笑いながら、そうですねえ~と言う夫。
二人の会話に、心臓が止まりそうな私。
先生は全員に視線を合わせ、穏やかに
「早ければ、3ヶ月、まあ、半年くらいでしょうネ」と言う。
誰もが、何処か知らない遠くの人の事を話している様に
緩やかに頷いて、「そうですか~」と納得している。
……
毎日、1.2時間の散歩を欠かさず、空腹を訴えて
食欲は旺盛、私の残菜をすべて平らげる食欲だし
庭の手入れも欠かしたことがない。
コーラスの練習も、尺八の音色も欠かさず
何処に「癌」があるのか、とても不思議な気がしています。
謙虚に先生の言葉を聞いて、緩和ケア―に移ってゆくことに
しました。
とは言え、明日のグリークラブの練習には出席したい
と参加意欲満々。5月には燕尾服で舞台の人になる事でしょう。

