その日
音楽室では、テヒョンの練習にユンギが
付き合っていた………
🐻
「先生、今日はもう少し練習してもいい
ですか?
やっと、この指が上手く動くようになって
きてるから忘れたくない」
🐱
「いいよ、俺は何時まででも」
🐻
「ありがとうございます、楽しい・・・」
ユンギの目に映るテヒョンは、輝いていた
好きな人と好きな事をする、最高の時………
テヒョンはどんどん上達していく
熱心に弾いているテヒョンに付き合って
いたら外は真っ暗になっていた
🐱
「夢中になっていたら、もうこんな時間、
早く帰らないといけないじゃん」
🐻
「今日は家に誰もいないので大丈夫です
父は出張に行ってるし、母は友達とご飯
食べに行くから遅いって・・・」
🐱
「晩御飯ないの?」
🐻
「あっ、適当にするので大丈夫です」
🐱
「俺もないから、食べに行こうか」
🐻
「いつもいつも、先生にご馳走になって
ばっかりじゃ・・・・・」
🐱
「出世しないといけないな、
どこに連れて行ってもらうか考えとくよ」
🐻
「はい、絶対にご馳走します」
🐱
「何が食べたい?」
いつも聞いてくれる………
優しいユンギ
テヒョンの心は全部持っていかれる
🐻
「ラーメン」
🐱
「ラーメン? それだけじゃお腹すくよ」
🐻
「じゃあ、蒸し豚も食べたい」
🐱
「わかった、練習終わろう」
ピアノを綺麗に拭いて、
🐻
「今日もありがとう」
と声をかける
自然なテヒョンの行動にユンギの気持ちも
嬉しくなった
歩いて行けるお店に行く事にした二人は、
この間よりも更に親密な感じに見えた
テヒョンの興味はユンギだけでなく、
その先の事や周りの人間関係まで知りたく
なってきていた
🐻
「先生、兄弟は?」
🐱
「兄貴がいてるよ、店を経営してて」
🐻
「兄弟で多才なんだね・・・
それから、誕生日は?」
🐱
「3月9日」
🐻
「えっと・・・、趣味は?」
🐱
「なんだよ、質問攻めだな」
🐻
「いや?」
🐱
「そんな聞いてどうする?」
🐻
「知りたいんだ、ヒョンの事をもっと」
🐱
「少しづつ知ってくれたらいいじゃん
その方が楽しいだろ?」
🐻
(それもそうだ)
🐻
「そうだね、じゃあ趣味で最後・・・」
🐱
「うん・・・・・、今はカメラかな?」
🐻
「カメラ・・・
なんか、意外だなぁ」
🐱
「そう? 面白いよ
自分が思っているように撮れると
もっと面白くなる・・・」
ユンギはビールを1杯頼んだ
🐻
「毎日、飲むの?」
🐱
「まだ、質問されてるみたいだなwww
ほぼ毎日飲むかな・・・」
🐻
「僕もお酒飲めるようになりたい
辛い料理も苦手だし・・・」
🐱
「別に恥ずかしい事じゃないよ
俺にも出来ない事は沢山ある」
いつもユンギは、テヒョンを否定しない
出来る事を伸ばしていくことが大事だと
🐻
「あ!!!」
🐱
「どうした? 急に大きい声で
びっくりした・・・」
🐻
「学校に忘れ物してしまった・・・」
🐱
「明日じゃだめなのか?」
🐻
「母に頼まれたものを紙袋に入れて・・・
あーあ、忘れた・・・」
🐱
「いいよ、一緒に取りに行こう」
🐻
「大丈夫ですよ、一人で」
🐱
「いや、危ないから」
*画像お借りしました
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