お腹がいっぱいになり、お店を出て
タクシーを拾う
🐱
「サムスン美術館まで・・・・・」
🐻
「今度は美術館に行くの?楽しみwww」
🐱
「時々、行きたくなるんだ
何も考えたくない日に・・・
今日は初めて行く美術館だけど」
梨泰院エリアにあるその場所は、とても
広く敷地面積1200坪に建物が二つある
古美術を展示したミュージアム1と現代
美術のミュージアム2に分かれている
二人は、レンガで作られたミュージアム1
の方へと進んだ………
中に入ると涼しくて、外とは別の空間が
広がっていた
らせん状の独特のライン………
4階建で、エレベーターでまずは上まで
あがった
夏休みなのに、人は少なく静かでゆったり
した時間が流れていた
🐻
(ユンギヒョン・・・素敵だな)
丁寧に展示品を見て歩くユンギ………
2階の古書画のところでは特に見入って
いるように見えた
1階へ降りた二人は、次のモダンアートに
重点を置いた世界の現代美術作品を見に
ミュージック2へと………
素晴らしい美術品の数々を見学した後、
ロビー奥にあるお店を覗いた
🐻
「ヒョン・・・」
🐱
「どうした?」
🐻
「今日の記念に、何か同じ物が欲しい」
本の他にもコレクション等をイメージした
グッズが並んでいる………
ユンギが手に取ったのは、ネックレスだった
🐻
「アクセサリーつけるの?」
🐱
「たまにするけど・・・
俺を思い出してくれるだろ?」
🐻
「うん、ペアがいいな」
ユンギが選んだのは、少しくすんだシルバー
のネックレスだった
デザインが2種類あるが、同じ形でペアで
ある事がわかる
🐱
「これでいい?」
🐻
「ありがとう、僕が買ってくる」
🐱
「大丈夫だよ、
自分で稼ぐようになったら買って・・・」
仕事をするようになっても、この関係が続い
ているだろうか………
🐻
「うん、給料を貰ったら真っ先にヒョンに
プレゼントする!」
🐱
「まずは、両親からな」
テヒョンにとって、ユンギは色んな新しい
事を教えてくれる頼れるお兄さんだった
🐱
「はい、これ」
🐻
「えっと・・・、こうしてつけるのかな」
爪のない手で、不器用そうにネックレスを
持っている
🐱
「後ろ向いて」
少ししゃがんだテヒョンに、ネックレスを
付けてあげた
渡されたネックレスはテヒョンの宝物に
なった………
美術館のガラスに映る自分の姿で確認
🐻
「嬉しい・・・ありがとうヒョン・・・」
🐱
「家まで送るよ」
🐻
「ユンギヒョンは付けないの?」
🐱
「あぁ・・・・・、そうだな
今日は付けておくわ」
満面の笑みのテヒョンと、含み笑いしている
ユンギ
また、タクシーに乗りテヒョンの家へと
帰って行った
🐻
「本当に、たくさんありがとう
また家に行ってもいいよね・・・」
🐱
「そうだな、連絡するよ」
家に入ったテヒョンは、ネックレスを触り
🐻
「ユンギヒョン・・・・・」
キスをして、自分の部屋へ閉じこもった
*画像お借りしました
#BTS妄想中 #妄想ARMY