夏休みの期間中、学校はクラブ活動で真っ盛りだ
ジミンとジョングクはサッカーに明け暮れて、
秋の全国大会へとレベルを上げていった
テヒョンは毎日、音楽教室でピアノの自主
練習を休むことなく続けていた
一方、保健室では………
🐹
「あ~ぁ、俺はなんで保健の先生を
選んだのだろうTTTTT
毎日生徒が学校に来るから、休めない
これじゃ、バカンスに行けない」
🐨
「そうですね・・・・・
他の先生は交代で休んでますしね・・・」
🐨
「僕が代わりに出来るなら、休んでもらい
たいです」
🐹
「ありがとう・・・・・
ところで、ナムジュナ
ここでサボってても大丈夫?」
🐨
「えっと・・・
ほら、僕はサッカーの事あまり良く
分かってないじゃないですかっっ
なので、見てるだけで指導は出来ない
ですし、生徒たちはしっかり練習して
くれてるのでねwwwww」
🐹
「まぁ、俺は嬉しいけどね♡」
🐨
「あっ!テヒョンだ・・・帰るのかな
ちょっと声かけて来ます」
🐨
「おーーーーい!テヒョン!
もう、帰るのか?!」
🐻
「先生・・・・・
今日も練習はしたのですが、上手く出来て
いるのかわからなくて・・・
ユンギ先生はいつ帰ってきますか?」
🐨
「そうだな・・・・・
そろそろ夏休みも終わるし、もう帰って
来ると思うよ
ユンギ先生を驚かせてあげるんだろ?
頑張れよ!
俺で良かったら、聞こうか?」
🐻
「えっ?! 先生が?
わかります?クラッシック」
🐨
「・・・・・わ、わかると思います」
🐻
「じゃあ、今度聞いてください
聞いてくれる人がいないとやる気が
出なくて」
🐨
「そうだ、ソクジン先生と聞きに行くよ
明日も練習するだろ?」
🐻
「はい、朝10時には来ます」
🐨
「わかったよ、じゃあ明日の10時に
音楽教室でな
気を付けて帰れよ」
🐻
「はい、おつかれさまでした」
一人で帰る背中が寂しそうだった………
ナムジュンは保健室へ戻り、明日の事を
話した
🐹
「そっか・・・・・
ユンギ先生、そろそろ帰って来ると思う
けどな・・・
俺たちで良かったら、毎日でも聞いて
あげるけど
テヒョンはユンギ先生じゃないとダメ
なんだよなwww」
🐨
「そうですね、早くその日が来ればいいです
じゃあ、僕は練習を見に戻りますね」
🐹
「えーーーーーっ、ちょっと忘れてない?」
🐨
「忘れ物ですか?
何も持ってきてないですけど・・・」
ソクジンは、自分もほっぺたを指さして
目を閉じた
🐨
「えっと・・・えっと・・・、
ここではまずいですよ・・・」
🐨
(でも・・・、可愛い顔してるし
唇も潤ってるな・・・・・)
🐹
「もう!早くしてよ!分かってるくせに」
ナムジュンは、軽くほっぺにキスした
🐨
「じゃあ、先生、また明日」
早歩きで外に出ていくナムジュンを微笑み
ながら見送っていた………
次の日、10時………
もう教室からピアノの音が聞こえている
練習しているのだろうか………
🐨
「おはよう、テヒョン
ソクジン先生も連れてきたよ」
🐻
「おはようございます!
今日は、お越しいただきありがとう
ございます」
🐹
「おはよう、頑張ってるみたいじゃん」
🐻
「あの、こちらにお掛けください」
ピアノ近くに椅子が2脚置かれていて、
そこに座った
🐻
「それでは、始めたいと思います」
ディートリッヒ・ブクステフーデ作曲
パッサカリア 二短調
*画像お借りしました
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