2週間後の週末……………
今日は、待ちに待ったコンサートの日
テヒョンは、緊張していた………
学校以外でユンギに会う事はもちろん、プロ
の演奏を生で聞けるなんて、なかなか出来ない
事だった………
会場のロビーで待ち合わせをしてしていた
二人は、予定の時間よりも早く到着して
しまった………
テヒョンは背が高い為、目立っていて
ユンギはすぐに気がづいた
🐱
「迷わずに、来れた?」
制服を着ていないせいなのか、大人びた
テヒョンが不安そうな顔で立っていた………
🐻
「はい、凄い場所ですね・・・・・
こんなところ初めてで、緊張します」
🐱
「大丈夫だよ、さぁ、こっちにおいで」
入口で2枚のチケットを見せて、入場する
🐻
「先生・・・・・、あのお金・・・・・」
🐱
「今日は、大丈夫だよ・・・・・
校外学習だなwwwww」
🐻
「ありがとうござます、しっかり聴きたいと
思います」
ユンギは、チケットを確認しながら席を探す
1階のちょうど真ん中、後ろが通路になっていた
BOXの一番最終列の席だった………
🐱
「えっと・・・・・、ここだ・・・・・
すみません・・・・・」
ほとんどの人が着席しており、見ると夫婦や
友達同士、一人で来ている人もいる………
🐱
「テヒョンの席は、ここ・・・・・
俺が隣にいてるから、安心して・・・・・
何かあれば言って」
🐻
「先生、僕、子供じゃないですよwwwww
先生も何かあれば言って下さい」
周りから見れば、二人の関係はどう映るの
だろう
兄弟の様な年齢差………?
友達同士には見えないし、似ていないから
兄弟ではないし………
ブーーーーーーーーー、
開始のアラームが鳴り、アナウンスが流れる
幕が上がった………
ピアニストが袖から出てきて、一礼する
拍手が始まり、テヒョンも周りをキョロキョロ
確認しながら同じく拍手をした………
最初、激しい演奏が始まる………
テヒョンは、唾を飲み込んだ………
🐻
(すごい音・・・・・、)
隣を見ると、立て肘をついてじっと見つめ
演奏を聞いているユンギ………
🐻
(かっこいいな・・・・・)
テヒョンは、ピアニストも気になっていたが
それ以上にユンギが気になる………
第一幕が終わり、休憩時間に入った………
深呼吸をしたユンギが、テヒョンを見る………
🐱
「どう?」
🐻
「凄いです・・・・・、迫力があって
ピアノの音も、学校のピアノの音と違う」
🐱
「よく、気づいたね・・・・・
プロがつかうピアノは、特別なんだ・・・・・
あのピアノは、スタインウェイ&サンズ
中古品でも、一千万ぐらいすると思う」
🐻
「一千万円・・・・・・・・・(+o+)
弾く人も選ばれたひとですね・・・・・」
🐱
「それだけ、努力してるって事だよ
さぁ、そろそろ第ニ幕が始まるよ・・・・・」
さっきとは180度変わって落ち着いた
曲調の音楽……………
ユンギは、今度は目を閉じ静かに耳に全集中
しているようだった………
テヒョンもまた、胸が締め付けられるような
気持ちになる………
この、今のせつない気持ちが音と同化して
思わず、感動して涙ぐむ………
それに気づいたユンギが、そっと手を握った
ユンギを見たが、目を閉じたままだった………
テヒョンは、その手の温もりからユンギの
優しさを感じていた
🐻
(好きだ・・・・・先生の事が・・・)
確信したテヒョンは、前に突き進もうと
決意する………
🐻
(先生と・・・・・)
*画像お借りしました
#BTS妄想中 #妄想ARMY