ユンギが音楽室に入ると、テヒョンが振り
向く
静かに扉を閉めた………
テヒョンの心臓が、揺れる………
🐻
「先生、ここが難しくて・・・・・
指をどう動かしていいか分かりません」
テヒョンは、気持ちを切り換え質問した
🐱
「中指の下をくぐらせて・・・・・
こうだよ」
ユンギの見本通りに試してみる………
スムーズに出来て、嬉しくて、ユンギの
顔を満面の笑みで見上げる………
🐱
「上手じゃん、飲み込み早いな・・・」
🐻
「先生みたいに、上手くなりたい」
🐱
「なれる、なれる、俺なんか全然弾けない
方だよ
テヒョンの指はピアノに向いてる・・・」
🐻
「そうですか、頑張ります・・・」
いつもの練習風景………
先生と生徒って、本当はすごく格差があるの
だろうけど、二人は徐々にその差を縮めて
いく………
🐱
「もうこんな時間だ、今日はここまで」
🐻
「ありがとうございました
あの・・・・・先生?
コンサートっていつですか?」
🐱
「たしか、2週間後ぐらいかな?
帰ったら調べるよ、カトクしようか?」
🐻
「はい、忘れないようにします」
そしてコンサート迄の日々は穏やかに流れて
いく予定だった………
話が変わり、サッカー部………
🐥
(ナムジュン先生がいない事、キャプテンに
話さないと・・・・・)
🐥
「キャプテン・・・・・、今日はナムジュン
先生が顔出せないみたいです
僕が最後、確認する様に言われました」
Capt
「おお、そうか、頼むな
3年になると受験の事もあって、みんな
すぐに家に帰りたいしだろうし・・・」
🐥
「はい、任せてください」
🐥
「ジョングガーーーーー、」
🐰
「どうしました?、ジミン先輩」
🐥
「今日は、僕、最後の確認して帰らないと
いけないんだ
だから、先に帰ってもいいよ」
🐰
「僕も最後まで残ります」
🐥
「遅くなるよ、いいの?」
🐰
「はい、覚えておきます」
🐥
「じゃあ、手伝ってくれる?助かるよ」
グランドは、他のクラブの子達も続々と
練習を終えて部室へ戻ってくる………
賑やかに、大きな笑い声がたくさん聞こえる
ジミンとジョングクは………
今日参加したメンバーの人数確認と、使った
道具の返却チェック、整理整頓が出来ているか
等、抜けがないよう慎重に作業していた
🐥
「さぁ、これで終わりかな?
ジョングク??
あれ?どこに行ったのかな?」
🐥
「JK―――――!!」
🐰
「すみません、ちょっと外にいてました
終わりですか?」
🐥
「うん、終わったよ
帰ろっか・・・・・」
🐰
「はい!」
部室に二人きり………
他の部室も、みんな帰ってしまって
辺りには誰もいなくなっていた………
遠くの方で声は聞こえるけれど、その声も
だんだんかすれていった………
🐰
「先輩・・・・・」
ジョングクが、動き出す………
いきなり、ジミンの近くへと寄ってくる
🐰
「ジ・・・・・ミン・・・先輩・・・・・」
🐥
「んっ? どうしたの?・・・・・」
後ろから、抱きつくジョングク………
🐥
「おっ・・・・・と、ダメだよ・・・・・」
🐰
「好きです・・・・・」
🐥
「ダメだよ、ジョングガ・・・・・
誰か来たら・・・・・」
部室に鍵はついていない……………
万が一、誰かが急に入って来るかも
しれない
🐰
「本当に、好きなんです・・・・・
大好き・・・・・」
ジョングクは気持ちを押さえられずに、
ジミンを離さない……………
*画像お借りしました
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