両手にいっぱいの食材を抱えて、スーパーから
出てきたホソク………
🐿
「お待たせしました・・・・・」
🐱
「先生、お金・・・・・」
🐿
「自分の分もあるので、いいですよ
お見舞いです」
🐱
「そういう訳には・・・・・」
🐱
「じゃあ、今度飯でも行きましょう」
🐿
「いいですね、先生とゆっくり話したことが
ないので・・・・・
では家に向かいますね」
ユンギの自宅は、郊外の一軒家だった………
🐿
「先生・・・・・、凄いところに住んでますね
独身でしょ?」
🐱
「まぁ・・・・・、」
ホソクはそれ以上、詳しくは聞かなかった………
🐿
「あの・・・・・、一人で大丈夫ですか?
何かお手伝いすることがあれば言ってください」
🐱
「大丈夫です・・・ありがとうございます」
🐿
「では、失礼しますね」
深々とお辞儀をして、ユンギは家へと入る……
🐱
(はぁ・・・・・、疲れた)
防音設備の整った部屋は、インテリアが多く
大きなグランドピアノが置いてあった………
🐱
(あ・・・・・、連絡しないと
心配してくれてそうだな・・・・・)
テヒョンに、帰ったら連絡するように言われて
いたユンギはカバンからメモを出して、番号を
入れた………
プルルルルル・・・・・
2回コールで、すぐにテヒョンが電話にでる
🐻
〜先生・・・・・、家に帰りましたか〜
🐱
〜あぁ・・・・・、ありがとう
もう大丈夫だから、また明日放課後に〜
🐻
〜無理はしないでくださいね・・・・・
明日、先生の顔が見れたら安心ですけど・・・
連絡ありがとうございました、ゆっくり
休んでください〜
🐱
〜あぁ・・・・・、こちらこそありがとう
また、明日〜
テヒョンの心は、もうユンギに持って
いかれていた
電話している間は、先生ではなく………
好きな人だった………
電話が終わった後、すぐにでも会いたくなる
あの、つぶらな瞳で見つめられたい………
そして……………
テヒョンは、その先の事まで考えてしまう
🐻
(どうしよう、好きが止まらないな・・・
ソクジン先生に・・・、また相談しよう)
ユンギも
🐱
(今日は、テヒョンがいて助かったな・・・・・
今度、誰かのコンサートに連れて行ってやるか)
ユンギは、ホソクが色々買ってくれた食材で
簡単に夕食を済ませた
それから、クラッシックを聴きながら心を
落ち着かせていた………
心のどこかに、テヒョンの事が気になっている
のはわかっていた………
🐱
(休もう・・・・・)
まだ夜の10時ごろだったが、ユンギは
眠る事にする………
翌朝、いつものように目覚める………
🐱
(寝すぎた・・・・・、)
お決まりのように、コールドブリューを飲み
1日の始まりを感じる………
いつものように、出勤していると
ナムジュンに会った……………
🐨
「おはようございます、ユンギ先生・・・
お身体、大丈夫ですか?
昨日、ソクジン先生から職員室で話を聞いて」
🐱
「あぁ・・・・・、大丈夫です
ご心配おかけしました」
🐨
「しっかり食べて、よく寝てくださいね・・・
僕も一人暮らしなので、偏ってしまいます
気を付けないとダメですね・・・」
🐱
「そうですね・・・・・」
短い会話が終わり、お互いの持ち場へと移動
した
午前中の授業が、あっという間に終わり
午後からの授業が始まる前………
テヒョンとジミンは、職員室へ向かっていた……
すると、職員室からユンギが出てきた………
🐻
「ユンギ先生・・・・・」
ユンギに駆け寄り、顔を見る………
🐻
「良かった・・・・・、顔色も戻ってます」
🐱
「昨日は、ありがとう」
その、少しの間に………お互いは何かを感じ
始めているようだった………
*画像お借りしました
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