僕たちはたわいもない話で盛り上がっていた
オイルサーディンが美味でお酒が進む進む
テヒョンがいてくれるから気持ちも落ち着いて
緊張がほぐれたのか、少しづつ酔っ払ってる
皆んなも、だんだん口調が怪しくなってきた
まだ、19時だけど大丈夫だろうか………
🐙
「あ〜、よく飲んだわ、オレちょっと出てくる」
同じテーブルの一人がそう言って、席を離れたら
もう一人が
🦀
「オレも〜」と言ってその後を追う
3人になったテーブルに、新しい人が3人来た
イタリア語を話しているその人たちは僕たちに
食事を進めてくれた
一生懸命、スマホでイタリア語を探す
「Grazie!グラッチェ」
「Pregoプレーゴ!」(どういたしまして)
(モデルっぽいな、顔が深くて濃くて………
僕と全く逆だよ、顔が浅くて薄くて………ㅎ_ㅎ」

そのモデルっぽい人の一人がテヒョンに気付いた
多分、さっきショーに出てたよねとか言う事を
言ってるんだろうけど、早口すぎて全くわからない
テヒョンは一生懸命、話してたけど
僕は自分が酔っ払って来てるのがわかったから
ちょっと外の空気でも吸いにベランダへ出ようと
2階へ続くメインの階段を登った
外へ出ると月が夜のパリの街を照らし出していた
星はそんなに出ていなかったけどとても綺麗だった
(はぁ〜、ここはパリだしあんまり酔ったら
だめだからそろそろ帰ろうかな………)
と中へ入って階段を降りている時に、恥ずかしい
出会いが待っていたんだ………
階段を降りる途中で僕は足を踏み外しそうになる
と、その時に階段を登ってくる人影に僕は
抱えられるようになってしまった………
おかげで転げ落ちなくて済んだのだか、、、
僕を抱えてくれた人の顔を下から覗き込んだ
🐥
「あ!、あの時の………
(うわーーーー、こんなところで再会?かーー
しかも、僕抱き抱えられてるしーーーーー
どうしよう、、、何て何て言おうかーーーー)
🐰
「あ!、ショーで対面にいてた方ですよね
大丈夫ですか?酔ってます?ㅋㅋㅋㅋㅋ」

(わぁ〜、恥ずかしい………………なんで今なの〜
酔ったふりしとこうかな………)
🐥
「ちょっと、飲み過ぎたから外の風に当たって
たんだけどなー、
やっぱり酔っ払ったのかな?
助けてくれてありがとう、もうちょっとで
ケガするところだったかも」
🐰
「席まで一緒に行きますね、どこに座ってたん
ですか?」
🐥
「さっきは、友達と5人で立食してたんだー
でも、ちょっと座ろっかな、、、」
🐰
「じゃあ、僕の席に来てください
ちょうど連れも帰ってしまったし、、、
ちゃんと歩けます??ㅋㅋㅋㅋㅋ………」
(僕はそんなに酔ってなかったんだけど、少し
フラフラ歩いてみた………
なんか、支えられた時に胸がドキドキして
男の人にこんな感情初めてだった………)
🐰
「僕にもたれかかって大丈夫ですよ!」
そう言って、腕を組むような感じになって
すごく気分が良かった………