カレー。


子どもの大好物と言えばって聞くと、多くの人がこう答えるでしょう。


小さな頃の好物と言えば、塩辛、うに、鮎の塩焼き、辛子蓮根と、かなりの偏食(変食)だったリョウチャマも変わらず大好きなカレー。


小さな頃は甘口。
彩るのはニンジン、じゃがいも。具材も大きく、いつもは嫌いな野菜とも仲良し子よし。


大きくなるにつれて辛口へ。具材も煮込んで小さくなり我が家のカレーは具材が溶けてほとんどがペースト状になります。


そんなカレーも冷凍庫に残っていたもので最後になりました。


自分の成長とともに変わっていった味。


一口一口噛み締めながら食べたカレーは、いつもどおりおいしかったです。


昔から食欲旺盛な子ではなく、おかわりをするのはカレーぐらい。


それがうれしいのかカレーの時はいつもおかわり分も用意してくれていたけど、最後のカレーにはそれもありません。


あなたが最後に食べた食事は俺が自分のために買ってきた安い弁当のおかず。


帰り際何か食べたいものはあるか尋ねると、なぜかモスバーガーと答えたため明くる日、仕事終わりに買って病室に行くと意識は無くなっていました。


一人で二人分のモスバーガーはおいしくありませんでした。


お別れする前、後悔しないように腹をわって色んな話をしました。


伝えなくてはいけないことは伝えたつもりやったし、思い残すことはないと思ってたけど、今頃になって一つの言葉を伝えてなかったことに気づきました。


おいしい食事をいつも作ってくれてありがとう。


日々の習慣として当たり前であるがゆえに忘れてしまいました。


残念ながら直接伝えることはできんかったけど、今日は食後に空に向かって伝えました。


おかわりしたかったけど、今日でごちそうさま。


余韻に浸っていると、お腹に異変を感じました。


一週間ぶりのお通じです。

おかわりする気も消え失せるフェイバーな香りがトイレを満たし、自身の満たされた胃袋は逆流寸前となりました。


伝えたい想いとお通じは溜めすぎないように御用心。