7月18日  21週と7日
入院2日目  

朝ごはんを食べていると

先生
『ひかげさん体調はどう?すごく目腫れてるけど蕁麻疹⁈泣いたんじゃなくて?顔だいぶ変わったね・・・蕁麻疹大丈夫?あと旦那さん何時頃これるかな?』

『10時過ぎに多分くると思います・・・急いで来てもらった方がいいですか?』

先生
『急がなくても大丈夫だけど旦那さんにも説明しておきたいから』

『わかりました。ちなみに膣錠を入れたら陣痛はいつ頃きますか?』

先生
『早い人はすぐよ。一錠いれたらそのまま出産の人もいるよ。遅くても17時位にはひかげさん来るんじゃないかな?来なくても5錠が限界だからもし今日陣痛来なかったら、また明日かな』

そう言って先生は部屋を後にした。

プレグランディン膣錠
8時.11時.14時.17時.20時の3時間毎で
1日5回まで使用可能。
この錠剤を膣に入れ陣痛をおこす。

朝8時
錠剤を入れる時間になった。

一晩中入れていたラミナリアを抜き
どれくらい開いたか内診される
もちろん激痛で・・・
内診台は血だらけだった。
そして膣錠を入れ
1回目の処置は終了した。
膣錠残り後4回

『ラミナリア処置でどの位開きましたか?』
先生
『2センチかな。順調だよ。出産までに5センチ開けば大丈夫だと思う。』

ラミナリアの処置で
2センチしか開いてない事にびっくりした。

そして陣痛であと3センチ拡げれば
生まれてくるのか・・・
そう思うと何だか呆気ない感じがして
不思議だった。

10時過ぎ
旦那が病室にやってきたので先生の所に行き
説明を受けた。

処置の事、陣痛の事、出産の事、火葬の事、
そして赤ちゃんの病気が珍しい為
可能であれば病理検査に出したいと言われた。

ただ病理検査に出す場合
私の子はへその緒から血液をとり
赤ちゃんにメスを入れ骨を削る事になると
それでも大丈夫なら・・・と

私は旦那を見て
『いいかな?』そう聞くと
『ひかげがいいならと』・・・
先生は今決めなくても大丈夫と言ったが
即決でお願いした。

小さな赤ちゃんにメスが入る事は可哀想だか
亡くなる命・・・その命が
何かの為に誰かの為に
そして
医学に微力を注ぐ事ができるのであれば
こんなに有り難い事はなかった。

11時
二回目の膣錠
まだ陣痛もこないが気持ちお腹が痛くなってきて
お昼もほぼ食べれず。


14時
3回目の膣錠
この頃には前日の処置と
膣錠とセットの内診にて私の膣は
触れられるだけで激痛がはしる中
 
『ひかげさんごめんね。陣痛でお腹痛いと思うけど痛くなった時に内診させてね。』

そう言って
内診された・・・激痛の中ハンカチで目を抑え
歯をくいしばるが陣痛と内診の
あまりの痛さに自然と涙があふれる

誰にも気づかれないよう
涙も拭き何事も無かったように
平然と内診台からおり
部屋に戻るが

私の顔を見て旦那が
『大丈夫?痛いよね?辛いよね?ごめんね
何も代わってあげる事ができなくてごめんね』

そう言った

『大丈夫。私より赤ちゃんの方が辛いから』

17時
4回目の膣錠
陣痛も多少あるが長女の時に比べたら
生まれる気配もない痛みだった・・・
そして1番恐れていた
下痢がはじまった。
長女の時も陣痛促進剤2日目には
下痢に襲われて酷い目にあった。
その時は先生からも看護婦からも促進剤を使うと下痢になるなんて聞いた事がないといわれ。
今回は副作用に稀に下痢があるかな?程度で説明されたが私は促進剤と下痢はセットならしい。

長女の時は膣錠ではなく点滴の陣痛促進剤。

夕飯は陣痛と下痢で食べれなかった。

20時
5回目
最後の膣錠を入れ終えた。

お腹は痛いがまだまだ生まれる痛みではなく
何よりも下痢が辛かった。
そして

先生
『中期中絶は普通の出産とは違っていきなり大きな陣痛がきて  そのまますぐに赤ちゃん生まれる可能性が高いからね。 でも もしかしたら陣痛が遠のいてひかげさんは明日になるかもしれんね。』

そう言われ
いつ生まれるかわからないので
旦那には病院に泊まってもらったが
陣痛は遠のいた

『今日はもう出てこないつもりか?』
『そりゃーそうだよね・・・こんなに今元気に動けてるのに死ぬ為に生まれるなんて嫌だよね私なら絶対に出てきたくないもん』

そう お腹の赤ちゃんに語りかけながら
今日はもう生まれないんだなと思い
シャワーに入る準備をしたが

『あっ・・・ダメだ
やっぱり痛いみたい・・・』

続きます。