7月19日  22週と1日  


早朝看護婦さんが
赤ちゃんを濡らしに部屋に来る

コットンで優しく濡らされる
赤ちゃんをみると
数時間前に比べ顔に赤みが増していた
更にアイスノンで冷やされた赤ちゃんの体は
とても冷たく・・・亡くなっているとはいえ
とても可哀想だった。

8時00
シャワーに入った。
  
数時間前までは
パンパンだったお腹
赤ちゃんがいたお腹
でも・・・もう居ない・・
お腹を触りながら
何とも言えない気持ちになった

シャワーを終えると
内診に呼ばれた。

先生
「ひかげさん出産立ち合えなくてごめんね。日付変わってすぐ生まれたんやね。また後で部屋に行くから赤ちゃん見させてね。ひかげさんの内診も問題ないからね。ただ血が当分出ると思うから一ヶ月後の産後検診までは湯船入らんでね」

内診が終わり
小さなマスコットを旦那と一緒に縫った。

旦那
「俺縫い物できないよ。汚くなるよ」

「赤ちゃんに縫ってあげるって言う気持ちが大事だから大丈夫  笑」

そう言いながら
チクチクと縫っていると
先生、カウンセラーさん、看護婦さん達が赤ちゃんに挨拶をしに来てくれた

そして
赤ちゃんが生きているかの様に優しく声を掛けてくれ「綺麗な赤ちゃんですね」と言ってくれた。

その後
赤ちゃんは小児科、新生児科など複数の先生方から「見たい」と声を掛けられた為、1時間ほど私の側には居なかった。

マスコットを縫い終えると
娘の布団を急遽病院から購入した。

理由は娘が入る箱と布団がセットだったのと
布団が高級そうにカタログでは見えたから。

でも実際は
紙の白い箱で
どっから見ても
靴が入ってる箱にしか見えず・・・
しかもその箱は看護婦さんが失敗したのか、一部破れていて 白いテープで補強されていた。
そして布団も・・・だった

亡くなった娘が入る箱なのに・・・
そう思うと切なくなった


昼過ぎ
赤ちゃんも戻り
退院手続きの書類にサインをし
帰る準備をした。

旦那に荷物を預け
関係者入り口に車を回してもらい
待機してもらった。

白い箱に入った赤ちゃんを抱くと
看護婦さんに白い布を掛けられ

その状態のまま
数人の看護婦さんと一緒に産科を通り
医療関係者通路に入り霊安室を通り
旦那の待つ関係者入り口まで行き

看護婦さん達と先生に見送ってもらい
病院を後にしたが

あの移動はないよなと思い
モヤモヤした。

病院側の配慮なのはわかるが
白い布を被せた箱を持つ私の姿は
赤ちゃんが亡くなったんだと
誰が見てもわかる状態だったと思う

そんな中
産科を通り他の妊婦さんにじーっと見られ・・・
大勢いる産科のナースステーションを通る時の皆の視線がどれほど嫌だったか・・・

せめて白い布はいりませんと言えば良かった・・・


「死産届」


娘の横にあるのが
旦那と縫ったマスコットです。
布を合わせただけですが・・・^_^

そして木箱は「へその緒」





続きます。