7月16日 (21週と5日目)
入院前日
この日は入院する為の買い物に行った。
パジャマを3枚
洗面道具
入院中読む本
そして
娘の服を作る布
娘の布を選ぶ時は
すごくすごく楽しかった。
服はどんなデザインのにしようか?
靴下も、ミトンも作ってあげたい。
あっまくらや布団も作らないと。
布は何色がいいかな?素材は?
赤ちゃん掌サイズなら布どれくらいいるかな?
赤ちゃんなら優しい色の布がいいな
あと肌に優しいガーゼ素材がいいな
バイヤステープは何色にしようか?
なんて言いながら
妹と一緒に娘の服の布を選んだ。
鳥のように高く高く大空へ
天国にちゃんと飛び立てますようにの願いを込めて鳥柄のガーゼにした。
そしてその日の夜
長女に伝えた
『お腹の赤ちゃん病気だからお空に帰る為に赤ちゃん生んでこないといけないの、だから少しの間ママいないけど一緒に頑張ろうね』
そう伝えると
『赤ちゃん、お空に帰っちゃうの?』
『やだ!寂しい!お空に帰っちゃいやだよ』
そう言って
普段泣く事のない長女が泣いた
まだ2歳9カ月・・・
亡くなる
死と言う意味もわからないはずなのに・・・
お空に帰るという意味が
『赤ちゃんとさよなら』だと
理解している事にとてもびっくりした。
長女が寝付いた後
旦那と電話で話をした。
長女に伝えた時の反応
赤ちゃんの布を買った事
妊婦用パジャマを買った事が
とてもアホらしく感じた事
そして
出張から帰宅する旦那が
こんなにも待ち遠しくないと・・・
旦那も出張から帰宅する事が憂鬱なのは
初めてだと
なんなら帰りたくないと言っていた
明日が来なければいいのに
奇跡が起きたらいいのに
すべて夢だったら・・・いいのに
そう2人で話をした
そして
電話を切る時
旦那
『大丈夫?』
そう聞かれた
私
『子どもを守る為に私は生んでくるから。大丈夫 私はお母さんだから』
そう言って電話を切った。
本当は大丈夫じゃない・・・
何もかもズタズタだった
できる事なら今すぐにでも逃げだしたい
でも1番ツライのは産みおとされる娘・・・
そして旦那もツライはず
そう思うと
耐えなければいけない
弱音は吐いちゃいけない
泣いたらいけない
せめて
娘を産み終えるまでは強くいなきゃ・・
『だって私はお母さんだから』
この言葉を何度も心の中で呟き
自分に言い聞かせた
『妊娠中絶同意書』
私には無縁だと思っていた中絶の同意書
この紙を初めて見た時は不思議だった・・
サインをした時は
重罪を犯した気持ちになった
7月17日
中期中絶をする為に病院へ
続きます。



