7月13日  (21週と3日)

この日は
母、妹、娘、私で病院へ

母、妹、娘にいつもの待合室で待っていてもらい
エコーへ

この日は一段とお腹の赤ちゃんが元気で
 しゃっくりをしているのか・・
ビクンビクンっと動く姿がモニターに映し出された。

先生
「ひかげさん  どう考えてますか?」

「赤ちゃんが苦しむ結果になるなら中絶も検討しなければいけないのかなと・・・ただ手足が短いだけで命に問題がないなら私は生み育てたいです。でも・・・手足が短かすぎるなら・・・特に手が・・私の赤ちゃん女の子なんですよね?なら思春期になり身体が女性へと変化した時、手が短いが為にナプキンを一人で取り替えれないとかになったら・・・人の手を借りないといけないし・・体の変化でさえも戸惑う時期に更に・・・そう思うと いろんな意味で正直悩みます。」


先生
「ひかげさん  そこまで考えてるんやね」


お腹の赤ちゃんの測定も終わり
待合室にいると

家族部屋へ案内された

妹と娘には引き続き
待合室で待っていてもらい

母と私は家族部屋へ

「コンコン」っとノックの音がし
先生方が入ってきた

小児科の先生
産科の先生(いつもの先生)
心療内科の先生

一気に重々しい雰囲気になる。

お互い手短に挨拶を済ませ
本題に入った。

小児科の先生
「エコーとCTの結果  四肢短縮症の赤ちゃんです。手足が短く、胸の骨も小さく、その為肺が機能しない可能性があり。最悪 生まれても自発呼吸ができないかもしれません。もしかしたら呼吸器を付ければ助かるかもしれませんが一歳まで・・もつかどうか・・・
そしてひかげさんの赤ちゃんが生きれたとしても  皆さんの様に母子共に一緒に退院は絶対にできません。赤ちゃんだけ入院する形になります。」

「そして生まれたばかりの小さな赤ちゃんの体に沢山の針を刺し、たくさんのチューブを付け  生きている事が正しいかと言われると僕は・・・ただお母さんが生みたいというならば全力で助けるサポートはしますが・・正直赤ちゃんの生命力次第なんです。なので辛いですが今区切りをつけるという判断もあるのではないかなと・・・産科は母体を診ますが僕は小児科ですので赤ちゃんを診ます、ギリギリの状態で生きている赤ちゃんを診て  数日間生きたからいいとは思えない  それなら
何も痛い事はせず看取るというのも・・・」

「呼吸が出来ない可能性が高いんですか?」

小児科先生
「胸も小さいので肺が機能出来ず可能性としては自発呼吸がかなり難しいと思います」

「生まれても最悪すぐに死んじゃう?って事ですよね?」

小児科の先生

「・・・はい」
「呼吸が出来る子もいたりしますが、機械を付けなければ駄目な子もいます、そしてずっと生きれるかというと・・・難しいです」

そっと横に座る母を見ると
涙ぐんでいた・・・
そして母が一言

「もう  いいよね・・・可哀想だもん」

小さな声で呟いた


一通り話を聞きわかった事は
中期中絶を勧める話にしか聞こえなかった事、そして「僕は子どもを診る」っと言う言葉がとても重く感じた・・


「とりあえず主人に話をしますが連休もありますし  私が21週なので先生方のお時間が大丈夫でしたら最悪の事も考え中期中絶の事、入院したらの事を今日教えてもらってもいいでしょうか?返事は改めてで大丈夫ですよね?」

産科の先生
「大丈夫です。では書類を用意しますので」

そう言って
小児科の先生と産科の先生は部屋を後にした。

母も待合室に戻ってもらった

部屋には
心療内科の先生と私だけが残った。

心療内科の先生
「お2人とも  とても気丈に振る舞われていたので・・・お母様は最後涙ぐんでいましたが大丈夫でしょうか?」

「母は大丈夫です。ありがとうございます」

心療内科の先生は産科で心のケアをしていると
何かあれば ご相談下さいと言い残し部屋を後にした。

続きます・・・