先日、実家の片付けをしていて、私の小中学の頃の成績表やら母へ宛てた手紙が出てきました。

成績表は見たくもなかったけれど、手紙はその頃、どんなことを母に書いていたのか、気になって封筒から手紙を出して読んでみました。


それが、あまりにも幼稚で自分勝手なものだったと自分でもびっくりなくらいひどい手紙でした。


それは中学一年の時に母の日に母へ送った手紙でした。母の日の贈り物の定番としてはカーネーションがあります。小学生やら幼稚園児ならお手伝い券や肩たたき券なども定番ですね。なんなら感謝のお手紙だけでもありだと思います。


さて、手紙の内容ですが、とりあえず、母の日に寄せて、感謝はしていました。でも、その後がいただけません。定番カーネーションが高くて買えない、花束はもちろん1本のカーネーションですら、自分のお小遣いからしたら高額で買えない。だからあげません。お小遣いがもっとあればよかったのにという最後はお小遣いアップの要求を匂わせるものでした。

これをもらった母はどんな思いだったでしょう。これならもらわない方が良いような内容ですよね。ひどい子どもです。


その話を娘にしたら、それはお母さんの黒歴史だねって言われました。そうか、黒歴史と認識して過去を振り返り、母に言う機会があったら、謝りましょう。



それとはまた別な年の母の日のこと。

どういう理由でかわからないけれど、その日は母とふたりでラジオを聴いていました。

母の日ということもあり、母の日にちなんだエピソードを視聴者から募集をしていました。そこでパーソナリティの方の読み上げた内容に大笑いしました。


その内容とは…


娘から「お母さんの日くらいお母さんらしくしてください」って言われた


というものでした。

もう、私はおかしくって、そうだそうだと大笑いしたのです。私の母も笑ってましたが、内心はどう思っていたのでしょう。

この話は自分が母となり子どもを持ってからはやはり母に対して失礼な言動だったと反省しています。



素直に


「お母さん、ありがとう」


それだけで嬉しいと思うし、私も嬉しいです。