母がアルツハイマーと診断されてから、元気な母親を見ていると自然と涙が出てしまい母親に気づかれないようにするのが大変でした。


始めは病気を詳しく知るのも怖くて、いつもは直ぐにググるんですがソレすらしなかった…


でも恐る恐るアルツハイマー…と検索し、岩佐まりさんのブログを見つけて読んでみたら…これは将来に備えて知るしかないんだな…と腹をくくり

何冊か認知症の本を買いました。


岩佐まりさんの「認知症介護の話をしよう」をまず買って。

介護する側の話を読んでるうちに

認知症の人、本人の気持ちが知りたくなりました。


それで、Amazonレビュー見ながら選んだ3冊が写真の本です。


これを読んで、やっと私の涙が止まりました…


認知症での生活の中で出来る工夫や気持ちが書かれていて、少し前向きになれました。


ただ…長谷川先生はアルツハイマーではなかったし本の中でアルツハイマーじゃなくて良かったような事を書かれていて、ああ…やはり専門医もそう思うくらいアルツハイマーは大変なんだな…と実感もしました。


そして佐藤さん、丹野さんはアルツハイマーですが母親より若い上に頭が良い方なんだろうなと。

自分の病気を受け入れ理解した上で

病気との向き合い方を模索し、工夫して暮らしてらっしゃる。


アルツハイマーでもこんなにしっかり世の中の為に活動もできるんだ…と認識が変わりました。

お2人とも若いからなんでしょうか?


徘徊にも本人なりの理由があるんだな…とか

記憶がなくなる=何も分からないじゃなくて本人の気持ちはちゃんとあるんだな…とか

怖いと思っていた気持ちが少し変わりました。


母親は未だ、アルツハイマーて何?私は昔からこんなんやし、しっかりしてるし大丈夫。

来月の病院も行かなくていいと思うけど…


なんて言ってて認知症だとは思っておらず

もっと症状が進んだ時に工夫して生活できるのか?

できない気がして、この本の方々のようにはいかないだろうな…と思っています。

この本も読もうとはしないし(元々読書しない)


とりあえず私の涙は止まり

今できる事、母親とたまに散歩して、できるだけ会話する…日々です。