図書館本の記録です気づき



「きみはだれかのどうでもいい人」伊藤朱里

タイトルに惹かれて…

県税事務所に勤める、年齢も立場も異なる女性たちが主人公の連作短編集でした。

同じ出来事でも目線が変わると感じ方も変わるなぁ。

でも、どの人にもあまり共感できず、なんだかモヤモヤ暗ーい気持ちにさせられました…

わたしには合わなかったです。



「R.I.P. 安らかに眠れ」久坂部羊

3人の自殺志願者を殺め裁かれる兄。

その妹の手記として描かれている物語。

難しい問題…

辛くて苦しくて命を絶ったほうが楽だと考えることを、わたしは否定はできない。

いくら寄り添ったとしても、その辛さや苦しさは本人にしか分からないだろうから。

でも、それが身近な人だとしたら…うーん…

人が人を殺めることは、本人が望んだとしても肯定できないけど…

「善良なサイコパス」「邪悪な健常者」という言葉が印象的でした。



重めの話ばかり読んだので、

気を取り直して少女マンガでも読もう!!