寄り道、道草、原風景 | 子ども達と自然に暮らそ!

子ども達と自然に暮らそ!

十和田で耳つぼジュエリーのおうちサロンをする傍ら、
子育てがラクに楽しくなるように、
自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

昨日、五年生の朝の読み聞かせに読んだこの二冊。

 

「ねこの看護師ラディ」は、実在するネコのお話。

捨て猫だったラディが、動物たちに寄り添い、

心穏やかにしていくのです。

 

「みちくさしようよ!」は、

学校帰り、道草しながら、

秘密の抜け道通ったり、

花の蜜吸ったり、

生き物を見つけて

小さな自然観察していくお話。

 

 

読み終わった後、

先生が、

「道草はお勧めできませんが、たまには、

帰り路の自然を観察してみるのもいいかもしれませんね。

先生も昔はいっぱい道草しましたけどね。」って。

 

自分も子ども時代はずいぶん道草したな~、

そんな自分の子ども時代を思い返しつつ、

今の子ども達は、

道草してるんだろうか?

と、思ったりします。

 

不審者が出るから集団下校するとか、

学校が終わったらすぐ

そろばんや部活や習い事で、

道草してる暇もない子もいるのかなあ。

 

子ども時代、

あそこのうちに咲いてたつつじの花の蜜を吸ったな~とか、

誰々んちにいく時、塀の上を歩いたな~とか、

帰り道、田んぼのオタマジャクシすくったな~とか、

学校に10円ずつ友達と持ち寄って、

学校帰り、団子やさんで

友達と一本串団子買って食べながら帰ったな~とか(^_^)。

トンボつかまえて、糸を首に巻き付けて飛ばしたな~とか、

 

懐かしい原風景。

 

それぞれの記憶の中に、

そんなそれぞれの原風景があるんだと思うんだよね。

 

友達とかけまわった景色、

 

草むらに作ったひみつきち。

 

稲刈りの後のひみつきち。

友達と作ったひみつきち。

 

毎日が楽しかった。

水かけあって遊んだ夏。

田んぼの生き物をのぞき込む。

夢中でオタマジャクシをすくった。

 

空き地で紙飛行機を飛ばしっこしたり、

 

川に流した船を追いかける。

木に登ってサクランボの実を競い合って食べたり、

スキーウエァがびしょびしょになるくらい雪遊びしたり、

 

こんなそれぞれの原風景が刻まれていくのは子ども時代。

 

道草して、

道端のいきものに触れ、

道端の花や草を摘み、

友達と笑いあって歩いた道。

 

それらは、

心の中で、

温かい想い出として息づいていくんです。

 

みちくさしようよ。

地域で遊ぼうよ。

 

そして、そんな子ども達を、

温かく見守ってあげようよ。