子ども達に伝えたい思いを絵本で | 子ども達と自然に暮らそ!

子ども達と自然に暮らそ!

十和田で耳つぼジュエリーのおうちサロンをする傍ら、
子育てがラクに楽しくなるように、
自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

昨日今日と、

それぞれ別の小学校でお話会をしてきました。



昨日は、3、4年生対象に、

今年度最後のお話会。

読んだのは、

「1ねん1組子どもの詩 かみさまおねがいします」

の中から二つ。

「あしたは月曜日」

「ソメコとオニ」

「きつねのおきゃくさま」


そして、

今日は、今春で廃校になる小学校へ。

私が選んだ絵本は

「ええところ」


「あしたは月曜日」

あしたは月よう日 (えほんのもり)/文研出版

¥1,296
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この絵本は、ある日曜の朝の、

何気ない日常を描いた絵本。

お父ちゃんが鼻くそほじってたり、

おならして、

「きったなあいな~」

とか、「くっさいな~」

とか、「お父ちゃんなんか、おらんほうがええわ」

みたいな会話をしている家族。

関西弁で、ぷぷっと、面白くって、

絵本の内容的にも、

ただのそんな普通の日曜日、

っていう感じの絵本。

でも、

この絵本は、

阪神淡路大震災の、

その日の朝まで、

普通に生活していた方々に、

その後亡くなってしまった方々に、

ささげられています。

ごくありふれた日常が、

どれほど幸せなことだったかを

思い起こさせてくれるのです。

1月17日は阪神淡路大震災。

3月11日は東日本大震災。

その間ということで、

この絵本をチョイスしました。

くっすくすって笑っていた子たちも、

最後にその話をすると、

急に真顔になって、

キュッと身が引き締まる想いがしました。



そして、今日読んだ

「ええところ」


ええところ/学研教育出版

¥1,404
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初めに、みんなに、

「自分のいいところ、みんな言える?」

ってきいたら、

みんな恥ずかし気に首をかしげていました。


自分になんか、いっこもいいところがないと思っている女の子。

でも、友達のともちゃんが、

いいところを言ってくれました。

「あいちゃんの手はあったかい」。

クラスの子たちがそれを聞いて、

みんなであいちゃんに、

手をあっためてもらいに来ます。

でも、そうして、みんなの手をあっためているうちに、

あいちゃんの手は冷たくなってしまいます。

あっという間に自分のいいところがなくなったように感じて、

涙が出るあいちゃん。

そんなあいちゃんに、

ともちゃんは言います。

「でも、みんなの手を、

こんなに気分の手が冷たくなるまであっためてくれた

あいちゃんの優しいところが、

あいちゃんのええところだよ」

って言ってくれます。



自分のええところ、

自信をもって言えるようになるといいね、


友達のええところ、

いっぱい言ってあげられる人になれたらいいね、

そんな気持ちで、

春から新しい環境になるこの子たちに、

読みました。

素直でとってもかわいい子ども達。


みんなにも、

いっぱいいっぱいええところ、あるからね。