スズメの巣事件以来、反省の様子のないボス。
それどころか、
何が悪かったか、わかっていない様子。
あるときは、へびを捕まえてきて、
「だいじょうぶ、このへび、かまないから。お母さん、写真撮って!」
と、へびを首に巻いて見せたり、玄関に放したり・・・
「おやつ!!」
と言うので、
「スネ夫は反省してるから良いけど、ボスはダメ。反省してないから。
許されたと思わないで。」
と、突き放してみたりもしましたが、
このままじゃ、良くないよな・・・
そんな風に思っていた頃、遊びに来ていたスネ夫と、
一緒に出かけていった息子が、夕方血だらけになって帰ってきました。
一緒にいたスネ夫の話から、
水路に落ちたときに頭をぶつけて切ったんだとか。
息子を助け上げ、あわてて私に教えに来てくれたスネ夫。
血だらけになった息子を見て、これはやばいと思ったけれど、
濡らしたタオルで血を拭き取っていくと、
ケガをした箇所はおでこで、それほどひどいようにも見えなくて、
ひとまずホッとしました。
おでこをタオルで押さえて止血して、濡れた服を着替えさせ、
まずは泣いてる息子を落ち着かせました。
自分のせいだと思ったスネ夫、
「靴、洗って干しとくよ!」
「おれがティッシュ持ってくる!」
「いいよ、俺がおでこ押さえてるから、おかあさん、着替えさせて」
と、手伝ってくれました。
その後、病院に連れて行くと、2針縫うケガでした。
無事帰ってきてから、事故現場を息子と見てきました。
黒いほうの管を渡って、足を滑らせて落ちたようでした。
息子には、幸い、水路に水があまり流れてなかったから良かったけど、
これが流れが速いときだと、死んじゃうかも知れないんだよ。
死んじゃったら、お父さんもお母さんも、悲しくって、泣いちゃうんだよ。
こういうことは絶対しちゃいけないと話し、、
その後、まだ遊んでいたスネ夫に、
「2針縫ったんだよ!あんたが出来ることと、4歳児が出来ることは違うんだよ!
出来ないって言ってるのに、水路を渡らせるってどういう事!
先を考えないからこういう事になるんだよ。
これで、水があるときで、流されて死んだらどうするの?
打ち所悪くて死んじゃうことだってあるんだよ。
ほんとに、このくらいで済んで良かったよ」
そう話しました。
ほんとに、今回は幸い、このくらいのケガで済んだのだけれど・・・
でも、この日以来、スネ夫は急に聞き分けが良くなりました。
たぶんスネ夫もびっくりしたし、ものすごく反省もしたのだと思います。
まさかこんな大事になるとは思ってなかったのだと思う。
しかし、度重なる事件に、
旦那と何度も話し合い、
彼らの学校の先生と話をしてみたいよね、
ということになりました。
はじめは、
彼らの悪行の数々のうち、ごく一部を話して、
かといって、家に来て欲しくないわけではないのだと言うこと、
彼らがルールさえ守ってくれたら、
むしろ、彼らを見守りたいのだと言うことを伝えました。
でも、先生からの回答は、
「学校としては、学区外に遊びに行っちゃ
いけないことになってます。
しかも、そんなに迷惑をかけてると
聞いてしまった以上は、
彼らに、もう行くなというしかありません」
というものでした。
私達は、しまった!と思いました。
学校の先生に相談したのは間違いだったか。
彼らを裏切ることになっちゃったか、と、後悔しました。
しかし、ここから、思いもよらぬ新展開があるのです・・・
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