農口尚彦研究所 3 | 玉響~たまゆら~

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日常のありふれたことや愛する旦那・ゆうたろう(仮名)との日々、旅行やお酒のことなどをつらつらと綴ってます

飲み比べをのんびりと楽しんでいると、奥から厳かに運ばれて来た
この大きな桐箱。
何?何が入っているの?
ワクワクしながら蓋が開くのを待ちます。
そして現れたのは…
和菓子!
杜庵は茶室をイメージしているといいましたが、このテイスティングもそれに倣い「酒事(しゆじ)」と呼ばれています。
また、小松は茶道が根付いていて和菓子屋さんが結構あり、この和菓子もその中の一軒、市内で一番の老舗である行松旭松堂さんに特別に作ってもらったというもの。
柔らかなおせんべいに黒蜜を塗った「安宅松」、氷砂糖のような寒天に柚子の皮をあしらった「華」、煎ったお米に蜜を何層にも纏わせた「雪華」。
輪島塗の盃がまたいいですね。
これらの和菓子を嚙りながらお酒を飲むのではなく、お酒に浸して!いただくのです。
日本酒に合う和菓子ではなく、日本酒に浸すことで味が完成される和菓子。

こんな発想、一体どこから…。

和菓子が運ばれた頃に蔵人さんも登場して、蔵人ならではの裏話や私たちの拙い質問に答えてくれました。
この人もまたいい人で…もう、農口八人衆、最高!
※農口八人衆とは、現在農口さんと七人の蔵人さんがいるということなので勝手に命名(笑)
本来なら11時から12時半までなのに、貸切だからか私たちのパワーに圧倒されたのか(多分こっちの理由)、気がつけば13時過ぎてるし(汗)
ということで、最後に
勝負酒いただきました!
器は、能登のガラスです。
しょうぶだけと勝負ではなく、正しくは、季節のお酒「菖蒲酒」。
皐月ということで、菖蒲の葉を浮かせていたお酒。
この風流さもステキ。
今回担当してくれた方々。
大変お世話になりました。

最後に、酒事について。
ギャラリー見学とティスティングで1人5400円です。
飲み放題でもないし、肴もたくさんあるわけでもない。
でもこの空間を楽しめるなら、個人的には全く問題なし!
(飲めない人用にノンアルコールコースもあります)

稲穂が黄金色に輝く秋や、しんしんと雪が積もる季節にもまた再訪したいなあ。