それぞれの壁
手始めは広告の確認でした。
週刊競馬ブックに広告を掲載している共同クラブ馬主をチェック!
社台、ミリオン、エプソム、マイネル、シチー、そしてユニオン。
・・・・? ユニオン?なんだそりゃ?
ユニオン以外の馬は良く知っていました。
ユニオンは聞いたことがありませんでした。
それもそのはず、後で考えれば簡単なこと。
競走年齢に達している2歳(当時は3歳)が第一期生なのですから。
それぞれの会社を知るために、早速資料請求を行いました。
送られてきたのは、ミリオン、エプソム、シチー、そしてユニオン。
社台はパンフレットが有料だった事と、会員の募集そのものが期間限定だったこともあり、
送られてはきませんでした。
しかも、既存会員が先に出資を開始し、馬に残口が発生したときのみ、
追加会員の募集(入会が可能になる)が行われるシステムになっているらしく、
会員になるのがものすごく難しいようでした。(また間違っているかも。)
しかも20口だし。。。
「う~ん、社台はちょっとむりだな」
やはり、この壁は厚い。
マイネルは・・・・・良く覚えていません。
ミリオン、エプソム、シチーのパンフレットはあまりパッとしませんでした。
何だかペラペラで、薄っぺらいチラシのような感じでした。
「ほんまにこんなんでみんなは高い馬代を払う決心をしてるの?」
という代物でした。
(関係者の皆様、すみません。先に誤っておきます。個人的な感想です。)
もちろん、今はどうなのか全く知りません。
他のクラブのパンフレットを見たのは後にも先にもこのときのみです。
それから、資料請求の後で勧誘が積極的だったのはエプソムでした。
1週間ぐらい電話での攻勢を掛けられ、閉口しました。
・・・、で、ユニオンです。
立派な製本でたっぷりとクラブのシステムと馬の紹介がされていました。
「パンフレットが立派なら何でもいいのか?」と叱られそうですが、
クラブの紹介には牧場主(株主)の方やスタッフの方の顔写真もあり、
クラブの全体像に透明感があり、しかも知っている牧場名ばかりで、
すごく安心感を与えてくれていました。
ええやん、ここ。
第一印象を大切にする、をモットーにしている(これだから馬券が当たらない)私は、
ユニオンに入会することに決めました。
さて、肝心の馬選びですが、・・・出資の踏ん切りがつかない。
え?いまいちなのかって?
いえいえ、そんなつもりはありません。
ただ、もう既に12月になっていたため、なんだが売れ残りに出資するような気がしてしまって。。。
そして、資金繰り。
大金を遊ばせている身ではないため、分割で支払いを考えていましたが、
これも既に12月と言うこともあり、分割の回数が少なくなっていてちょっと心配になってしまって。
で、考えた。
「無いなら増やせばいいんじゃないの?」
丁度いいレースがあるじゃないですか。
そう、有馬記念。
天皇賞(秋)⇒ジャパンカップと激走した2頭に死角あり。
行きました! スーパークリークと武豊に全部!!
・・・と言う訳で、第2期生への出資は見送り決定。
オグリキャップが馬から怪物になった年の瀬のことでした。