引き寄せの法則について語られているものの中には、
スピリチュアル色が強い思想もある。
それが良いとか悪いとかではなくて、
自分が何を信じて、何を取り入れていくか?
ただそれだけなのだけど。
結果を 宇宙・ハイヤーセルフ・見えない存在 に置くことには、
心理的にも実践的にも光と影の両面があるように思う。
今回は、その部分についての掘り下げ。
スピのメリット
1. 不安や自己否定を和らげやすい
原因を「自分の能力不足」ではなく
「宇宙の流れ」「今はタイミングではない」と捉えられることで、
失敗への過剰な自責や完璧主義からの自己攻撃が和らぐことがある。
だから、メンタルのクッションとしてはかなり強力。
何かが起きたときに理屈で意味づけしようとすると、
なぜ起きたのか? 何が悪かったのか?を延々と考えがち。
なぜ起きたのか? 何が悪かったのか?を延々と考えがち。
そこに、宇宙・ハイヤーセルフという第三の存在をつくることで、
- 自分が悪いわけではない
- 誰かにやられたわけではない
- 意味のない出来事ではない
この中間ポジションでいられる。
心を守るためには、かなり使いやすい。
心を守るためには、かなり使いやすい。
2. 人生に意味づけがしやすくなる
偶然や理不尽な出来事も、
「学びのために起きた」
「ハイヤーセルフが導いている」
と解釈できると、 無秩序な世界にストーリーを与えられる。
これは「ものごとに意味を見出したい」人間の根源的欲求にフィットしている。
自分の人生が、ちょっぴりドラマチックで楽しいものになる
何かを選ぶとき「私がこうしたい」だと、
甘えでは? 現実逃避では?などと、ブレーキがかかることがあるが
甘えでは? 現実逃避では?などと、ブレーキがかかることがあるが
そこに、「ハイヤーセルフがそう言っている」という壮大な力が働くと、
言語化しにくい欲求・根拠のない方向性に立派な発言権を与えることができる。
=ポジティブな行動に繋がったりする。
3. 孤独感を薄める
宇宙やハイヤーセルフは、
- 常にそばにいる
- 否定しない
- 事情をわかっている
という仮想的な同伴者になる。
実際はどうであれ「一人じゃない感覚」を作れれば、心理的効果は本物。
「宇宙は味方」「自分は大きな流れの一部」と考えることで、
孤立感が減って、見えないサポートを感じられる。
特に、環境をすぐに変えられない人にとっては、
希望を持ち続ける理由になりやすい。
スピのデメリット
1. 現実的な因果関係が見えなくなる
問題の原因をすべて
宇宙の采配・波動のズレ
に置いてしまうと、
- 行動の改善点
- スキル不足
- 環境要因
を検証しなくなる危険があるので
学習が止まる=いつまで経っても変わらない
結果として、「願いが叶わない」というところに留まり続ける可能性がある。
自己肯定感が低い人だと特に、
「引き寄せられない=波動が低い自分が悪い」
「ネガティブだから現実が悪化した」
という構造も、形を変えた 自己責任論 になり得るから逆効果。
(そこじゃなくて、現実的な改善点を考えたほうがいい場合もある)
2. 責任の外部化が起きやすい
うまくいかない理由が
「宇宙がまだOKを出していない」
になると、
自分で選択した結果・他者への影響
を引き受けにくくなる。
極端になると、現実逃避の言語として機能してしまう。
これはある意味、
自分の人生の舵を自分以外の力に任せてしまっている状態。
自分で選択したことは自分で責任をとる
そう腹をくくれないと、自分軸で自由に生きていくことが難しくなる。
3. 思考停止・依存を生みやすい
「考えてもわからないから宇宙に任せる」
が常態化すると、判断力や思考が育ちにくくなる。
特定のスピリチュアル思想や人物に
依存する土壌にもなりがち。
自分で考えて選択することができなくなるから、
自分じゃない「何者か」に願いを叶えてえもらおうと
託そう、すがろうとする。
その結果、高額のセミナーにお金を使ってしまったり、
「これがないと生きられない」という状態に陥る危険性がある。
バランスの良い使い方
何度も言うけど、結局は、
自分が何を信じて、何を取り入れていくか?
スピリチュアルにどっぷりで、それでもいいと思っている人はそれでいい。
その人の人生だし、好きなものを信じて生きていけばいいと思う。
だけど少しでも疑問を感じるならば、うまく使っていけばいい。
宇宙・ハイヤーセルフを
「原因や結果」ではなく「解釈の一部」として使うなら、比較的安全。
原因分析 → 現実的・具体的にやる
意味づけ・感情ケア → スピリチュアルを使う
この分業ができると、
行動は地に足がつく・心は折れにくい
という良いとこ取りになる。