こんにちは。桜塾の櫻井です。
今日は受験前に受ける模試についてのお話です。
東京では受験期に、V模擬やW模擬を受けていくことになります。
ではこの模試を受けるのはなぜでしょうか?
しっかりと受ける意味を考えて受講してほしいです。
一つは受験の空気感知るということ。
学校でのテストは緊張するものですが、いつもの友達、いつもの並びで受けるもの。
そして多くとも1日3教科ほど。
都立の入試では、1日5教科、知らない人が多くいる空間で受けます。
この違いは大きいです。
塾生でも初めての模試では、周りの空気に緊張しすぎてほとんどペンが動かなかった、なんて話も聞きます。
入試を公式戦とするのならば練習試合が模試です。
スポーツにおいて、練習だけで公式戦に臨むことはないでしょう。
練習したことを練習試合で確認、また練習で修正して公式戦に臨む。
こんな位置づけをしておいてください。
また試験体力をつけるというのも大きな目的です。
先ほども書いたように、学校の定期テストでは多くて1日3教科です。
そして出る内容もある程度推測できています。
模試、入試は1日5教科です。
これがなかなかつかれます。目一杯あたまを使いますからね。
緊張して始まる国語。
落ち着き始めた数学。
疲れ始める英語。
バテバテの社会、理科、といった感じなります。はじめは。
もちろん入試の時に最後まで全力を出し切れないのでは困ります。
なので練習試合の模試は全力で取り組み体力をつけてほしいです。
本番と少し違うのは、間にお昼休憩がないことです。
入試本番で、社会と理科は午後の教科となります。
お昼ご飯を食べた後は眠くなるそうです…当然ですが。
それも踏まえて、塾でも1日通しの模試を行っています。
対策しないといけませんね!
模試を受ければ、得点、偏差値がでます。
もちろん高ければ嬉しい、低ければ悲しいですが、一喜一憂するものでもないです。
特に10月ごろまでは3年生の内容は含まれませんので、模試の結果がそのまま入試に反映されるとは言い難いです。
各回ごとに課題をもって取り組むことが大事です。
数学で計算ミスをしないであるとか、英語の長文は7割とるとか。
テーマを持ち、それが達成できているか?
達成できていれば、次の課題に。
達成できなければ、問題点を分析し練習に励む。
これを繰り返せば偏差値はついてくるものです。
偏差値や得点だけに左右されず、目標ををもって模試を受けることが大事なんです。
まとめると、入試の空気感、体力、課題の発掘が模試を受ける大きな意味であると考えていただければと思います。
私立の推薦基準に、模試の偏差値60以上を2回などの設定を設けている学校もあります。
それはそれで、全力で偏差値を狙いに行きます。
それでもやることは反復学習に変わりはありません。
なんとなくで受けて、何となく結果が良い悪い、が一番もったいないです!
1回4000円~5000円です。
しっかり自分の戦い方の参考とするために分析していきましょう!
以上です。
塾長・櫻井裕太