こんにちは。現場なうです。


本日は、エスエー企画の


断熱リフォーム工事「床編」


をお送りします。


前回、家が抱える様々な問題を写真と共にご紹介しました。

でも、問題がある事が分かっても、じゃあどうすればいいのか。


解決方法は様々ですが、せっかくなので、エスエー企画がどうやって施工しているか、他の業者さんとどこが違うのか、その一部をお見せしたいと思います。


築20~30年程のお客様のお宅に現場調査へ行くと、壁や床に断熱材が入っているのに、家の中が寒いというお話をよく聞きます。


そういったお宅の床下を覗いてみると・・・





確かに断熱材が施工されています。

この写真は、現在でも一般的に使われている、「グラスウール」と呼ばれる断熱材の様子です。

断熱材が弛んでしまっているのが分かるでしょうか。


断熱材が弛んでいるということは、床と断熱材の間に隙間があるということです。

隙間があると、そこを床下の冷たい空気が通り抜けてしまうので、結局断熱材を入れている意味があまりありません。


この隙間を無くすために、エスエー企画が行う床下の断熱施工とは!!



まず、床の下地になる木の板(コンパネ)の裏側に、接着剤で断熱材を貼り付けます。

この時使う断熱材は、発泡スチロールの粒を細かくして、密度を上げたようなもの。正式名称は、「押出法ポリスチレンフォーム保温板」

板状の断熱材を木の板に張り付けることで、床と断熱材の隙間を無くします。


次に、断熱材を釘で留めます。



接着剤+釘で留めることで、断熱材を確実にコンパネに密着させます。

上の写真で、断熱材と断熱材の間に隙間があるのは・・・



床を受ける木材(大引き)の分の隙間です。

こうすることで、床下の断熱材が隙間なく敷き詰められます。


実はこれ、結構面倒くさいんです。

床の下地になるコンパネを切って、一度大引きの上に置き、コンパネのどの位置に大引きが当たるか確認して、大引きの隙間にスッポリ入るサイズで断熱材を切って、コンパネを裏返して、断熱材を張って、またコンパネを裏返して・・・


一枚のコンパネを張るまでに、結構な手間が掛かります。

でも、この手間が、本当の高断熱住宅の秘訣です。


他にも・・・



壁の中に床下の冷たい空気が上ってこないように、隙間ができそうな部分はとにかく埋めます。


コンパネを張った後も・・・



コンパネの継ぎ目に段差が出来る所や、柱の周り等、隙間には発泡ウレタンを吹付けます。

発砲ウレタンは、隙間に注入すると膨らみながら固まってくれる便利な断熱材です。


こうしてとにかく隙間を無くして、床下の空気が部屋の中に入ってこないようにします。


エスエー企画の断熱施工のポイントは、どこまでが家の中でどこからが家の外かをはっきりキッパリ区別するという事です。

中と外を区別したら、その境目になる部分に隙間なく断熱材を敷き詰め、気密をとって外の空気をシャットアウトします。


この考え方に基づいたエスエー企画の施工を、壁や天井に関しても、今後、少しずつ公開していきます。

お楽しみに!!