以前バリ島に行った時のこと、
スミニャックエリアでインドネシアルピアが不足してきたので、
街中のレートがよさそうなところで換金した。
気さくなお兄さんが店内に招き入れてくれて、
そのお兄さんともう一人が店内にいた。
一人が換金の勧誘で、一人が店の店頭に立つ役割。
巧みな世間話を勧誘のお兄さんがする一方、
店頭にいた人は両替をする。電卓で○○ルピアだと。
目の前でお札を一枚一枚数えながらテーブルの上に置く確認作業。
確かに電卓の数字通りある。
ありがとうと言って店を出る。
しばらく歩いてカフェでもう一度お金を確認すると、
紙幣の数が足りない・・・・?
何度数えても足りない。あれっ?
今換金して使った覚えもない。
そこで初めて騙されたことに気付く。
一方の勧誘のお兄さんが終始、巧みな世間話で
気をそらせようとする。
まるで手品のように紙幣を数枚どこかのタイミングで抜いている。
後で現地の人に聞くと、結構そういう両替詐欺の被害が
多いらしい。
悔しいと言うより、そのテクニックがすごい。手品だ。
もちろん次からは感心しないで、警戒する。