同じ空の下にいるのに

遠くにいるような感覚に

自分の無力さが募る。

 

当たり前なんですがね・・⤵


「もうすぐだよね、きっと。」

「大丈夫だよ。」


相変わらず、主人と二人で

着替えや水運びに勤しむ。

禁食と言えば生ものくらい。

だから、たまにはケン○○キーが食べたいなんて

わがままも言えるようになってきた。

(まあ、密封しないと匂いでばれるし///)

買ったそれをジップロックに入れ、

お弁当を入れる保冷バッグに入れて持っていく。

少しは匂いもばれない対策///のはず・・。

でも、食べる時に匂いがするから一緒なんですけどね。

あちゃ~~(/ω\)


移植をして白血球が上がってくるのをひたすら待つ。

上がらない理由はないと信じて

連絡が来るのを待つのみ。


型が一緒でも人様から頂いたのは

拒絶反応がきついらしいし、

定着するまで時間もかかると聞いた。

2・3か月は入院とも・・・。

もう、ネットで検索ばかりしてたから

頭の中は津波の渦になりそうでした。

しかし、自家血なので拒絶反応は

あまりないらしい・・・。

が、

100%の数字はいただけない様だ。

むずかしい病気なんだと改めて思う。


でも、命を助けて頂けて

ましてや、いろんな方法を見つけて下さっただけでも

ありがたいんです。

これがだめでも、次にこの方法があると、

先生たちは奮闘してくれているのだから・・・。


そんなこんな事をしていれば

いつの間にか真夏を過ぎて

秋に一歩足を踏み入れようかという季節に

吉報が来た。


「お母さん、退院していいって。」

「えっ?」


突然の報告に耳を疑いました。


なんでも、白血球の数値が

先生の目標とする数値に

近くなったためらしい。


「退院って・・、一時的なもの?」

「違う、後は通院でいいって。」

「そうなの?」

「もちろん、いろんな規制はあるけどね。」

「おっ、それでも帰れるんだね。」


電話を受けたのは

前々日に病院に行ったばかりの後でした。

 

またかい?って感じでしたけどね(笑)

クリーンルームは白血球がいくつに落ちて

そこからいくつに到達するまで保険がきくけど

ほぼ、部屋代は実費。


こんなこと言うのは反則ですが、

部屋代・・・痛かったです(´Д⊂グスン

1日、8千ちょっと、それに

朝昼晩の食事代・・etc・・

 

絶対的に命には代えられないんですけどね・・。



「お迎えの準備しなきゃね。

ズラ、持って行こうか?」

「ズラって言うな!!ウイッグって言って!!

帽子でもいいけど蒸されて頭がかゆいわ。」

「OK。楽しみだね。」


前々日に支払いを済ませた先月の病院代。

退院時にその月の分をまた

支払いを済ませねばならない。


金銭的なものは痛いわ~~~!!

それでも、娘が帰ってくるとなると

そんなこと言ってられなかった。


食事には制限がないが

バランスよく食べさせなきゃ!!

色んな身体の見えない部分に

負担がかかってることには

間違いないだろうから。


献立なるものを紙に書いて

次に使う材料を書き、

買いだしへと向かった。

久々に帰ってくる娘に

喜んでもらおうと久々に腕を振るう?

私だったんです。



症状が出て、それから入院して、

約10か月間・・・

よくぞ頑張った!!

たくさん弱音は吐いたけどね////

当たり前だよね、ごめんごめん////


時よりは少しだけ帰れた時期もあったけど

それは辛い体験となった期間でした。



でも、今回は

ようやく自宅に帰れる娘。




また、遠足気分になって

寝不足にならなきゃいいけどな

と思った母でした。