テスト日記
Yが日本に帰ってきたらしい。
親友Sから招集がありまして。
「今ウチにきてっからよ
仕事終わったら来いや。」
と
今日は花金なのになあ。
なのにヒマなのを見抜かれてるのが
ムカつく。
そうそうYさま。
フランスで
アーティストやってたらしい。
細かい亊は一切知らんが
前に会ったのは発つ前で
2年ぶりか。
なつかしいな、楽しみだ。
楽しみなんだけど、
Sさまの招集電話で、
一つ気掛かりなセリフがあった。
「ロウソク買ってこい」
・・・キャンドルのことかなあ。
そんなキャラじゃねえしなあ。
まあ、いいか。
もちろん
面倒くさいから買ってかない。
S宅到着、
暗い・・・
灯が落とされ闇に包まれている。
が人の気配はある。
灰皿キャンドルが灯るちゃぶ台で
怪しく密談する2人がいた。
なんの儀式なんだろうか
意図は分からんが
暗黒面のパワーが満ちているのは確実だ。
唯一の照明は
でかいガラスの灰皿。
会議室とかにあるアレ。
一般名称:鈍器。
フチに仏壇の白ロウソクが
並べて灯され
バースデーケーキ風に
デコレートされてました。
おいおい!
演出がトリッキーすぎるぞお!ハハハハ ,、,、,、。
・・・!?
なにか、
なにかやばい。
演出ではない切迫感を察した。
これは
いつしか見たことのある光景だ。
ああ、学生時代の空気だ。
思いだした。
そうだ、これは貧困がなせる光景なのだ。
勇気をだして、
口を開いてみた
「おい、これ・・・」
「おほほ、電気止められてんだよ、おほほほhグボォッ!・・」
とりあえず、
反射的に蹴りを入れておいた。
停電なんてフレンチジョークは
オレにはシュールすぎたようだ。
ジョークじゃなくて
真剣に言ってのけるSの存在自体が
落胆するのに充分なボディーブローとなった。
この光景を
再び目の当たりにするとは
つーか
未だに存在する場所があるとは。
Sのとぼけっぷりにも円熟味が増してきた。
いや、
ちゃんとバリバリ働いてる人だけどね。
そんな人の渦が溶けていく憎しみの灯火を囲んで
Yさまは
フランスとアートについて語っていた。
要約:
フランスじゃあアーティスト気取ってたら
日本人ギャルなんて入れ食い状態らしい。
Yはただそれだけをひたすらに語っていました。
そういえば
フランスに遊びに行くナオンが
案内にと、Y氏を訪ねようものなら
残らず妊娠してしまうという
真夏の都市伝説を聞いた亊がある。
外国まで行って、なにやってんだか。
まあ、
真面目にアートの話なんかされたら
それはそれでガッカリだけど。
とりあえず
彼の言う
ベロチョロイというワードが、
この晩だけオレの中でヒットした。
そうこうしてたら
ロウソクなんてすぐなくなっちゃって
Sちゃん、
そこらの紙を、
灰皿で燃やし始めました。破天荒ですこと。
天井黒くなるぞ。
つーかY
オレのケータイでオンナに電話すんな。3回も。
いいけどY
さっきから同じ話題繰り返してんじゃねえ。
そんな亊よりY
その食ってるプリン、オレが買ってきたんだぞ。
次の瞬間灰皿が炸裂。バコーーーン。
みんなぶっとんた。
耐熱ガラスの分厚い鈍器が割れた。勝手に。
焚火状態がよっぽど熱かったらしい。
燃えるちゃぶ台。
アルコールをかけて消す泥酔消防兵ども。
ガラス破片飛沫がきらびやかな畳。
思わぬ伏兵によるサプライズアトラクションだドギャース。
なのにおまえらはなんて幸せそうなんだ。
ひとしきり、もんどりうって爆笑したら
再び闇と静寂が訪れる。
Yは3日後にまた発つそうだ。
全開の窓の外は
すっかり夏空になっていた。
親友Sから招集がありまして。
「今ウチにきてっからよ
仕事終わったら来いや。」
と
今日は花金なのになあ。
なのにヒマなのを見抜かれてるのが
ムカつく。
そうそうYさま。
フランスで
アーティストやってたらしい。
細かい亊は一切知らんが
前に会ったのは発つ前で
2年ぶりか。
なつかしいな、楽しみだ。
楽しみなんだけど、
Sさまの招集電話で、
一つ気掛かりなセリフがあった。
「ロウソク買ってこい」
・・・キャンドルのことかなあ。
そんなキャラじゃねえしなあ。
まあ、いいか。
もちろん
面倒くさいから買ってかない。
S宅到着、
暗い・・・
灯が落とされ闇に包まれている。
が人の気配はある。
灰皿キャンドルが灯るちゃぶ台で
怪しく密談する2人がいた。
なんの儀式なんだろうか
意図は分からんが
暗黒面のパワーが満ちているのは確実だ。
唯一の照明は
でかいガラスの灰皿。
会議室とかにあるアレ。
一般名称:鈍器。
フチに仏壇の白ロウソクが
並べて灯され
バースデーケーキ風に
デコレートされてました。
おいおい!
演出がトリッキーすぎるぞお!ハハハハ ,、,、,、。
・・・!?
なにか、
なにかやばい。
演出ではない切迫感を察した。
これは
いつしか見たことのある光景だ。
ああ、学生時代の空気だ。
思いだした。
そうだ、これは貧困がなせる光景なのだ。
勇気をだして、
口を開いてみた
「おい、これ・・・」
「おほほ、電気止められてんだよ、おほほほhグボォッ!・・」
とりあえず、
反射的に蹴りを入れておいた。
停電なんてフレンチジョークは
オレにはシュールすぎたようだ。
ジョークじゃなくて
真剣に言ってのけるSの存在自体が
落胆するのに充分なボディーブローとなった。
この光景を
再び目の当たりにするとは
つーか
未だに存在する場所があるとは。
Sのとぼけっぷりにも円熟味が増してきた。
いや、
ちゃんとバリバリ働いてる人だけどね。
そんな人の渦が溶けていく憎しみの灯火を囲んで
Yさまは
フランスとアートについて語っていた。
要約:
フランスじゃあアーティスト気取ってたら
日本人ギャルなんて入れ食い状態らしい。
Yはただそれだけをひたすらに語っていました。
そういえば
フランスに遊びに行くナオンが
案内にと、Y氏を訪ねようものなら
残らず妊娠してしまうという
真夏の都市伝説を聞いた亊がある。
外国まで行って、なにやってんだか。
まあ、
真面目にアートの話なんかされたら
それはそれでガッカリだけど。
とりあえず
彼の言う
ベロチョロイというワードが、
この晩だけオレの中でヒットした。
そうこうしてたら
ロウソクなんてすぐなくなっちゃって
Sちゃん、
そこらの紙を、
灰皿で燃やし始めました。破天荒ですこと。
天井黒くなるぞ。
つーかY
オレのケータイでオンナに電話すんな。3回も。
いいけどY
さっきから同じ話題繰り返してんじゃねえ。
そんな亊よりY
その食ってるプリン、オレが買ってきたんだぞ。
次の瞬間灰皿が炸裂。バコーーーン。
みんなぶっとんた。
耐熱ガラスの分厚い鈍器が割れた。勝手に。
焚火状態がよっぽど熱かったらしい。
燃えるちゃぶ台。
アルコールをかけて消す泥酔消防兵ども。
ガラス破片飛沫がきらびやかな畳。
思わぬ伏兵によるサプライズアトラクションだドギャース。
なのにおまえらはなんて幸せそうなんだ。
ひとしきり、もんどりうって爆笑したら
再び闇と静寂が訪れる。
Yは3日後にまた発つそうだ。
全開の窓の外は
すっかり夏空になっていた。




