大仏の日 | ペコちゃん

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4月9日の記念日は「大仏の日・大仏開眼の日」です。752年(天平勝宝4年)4月9日、奈良・東大寺の大仏が完成し、開眼供養会(かいげんくようえ:魂入れの儀式)が盛大に行われました。

大仏は聖武天皇の発願で745年(天平17年)に制作が開始され、
一般に「奈良の大仏」として知られています。 

大仏といえば、多くの方はこの奈良東大寺の大仏を想像するのではないでしょうか(笑)


現在の坐像は座高が約15m、顔の長さ約5m、目の長さ約1mです。

なぜこれほど大きな大仏をつくったのかといえば、お釈迦様の身長を10倍することで、無限大の宇宙を表現したと考えられています。そして「銅造盧舎那仏坐像」の名で彫刻部門の国宝に指定されています。

木造の建造物として世界最大級を誇る大仏殿ですが、1180年の源氏と平氏の戦いのなかで、平重衡の南都焼き討ちにより焼失。まもなく大仏様とともに大仏殿は再建されますが、1567年の三好・松永の乱により再び焼失します。その後、大仏様は約120年間雨ざらしに。
 
しかし、17世紀後半、公慶上人がなんとか江戸幕府の
許可を得て、大仏様は修理され大仏殿も竣工。ですが資金が足りず、最初の大仏殿よりも小さくなったそうです。

 ところで、全国各地にある大仏の中で、私が観た事があるのはこの「奈良の大仏」以外に3ヶ所あります~

 

(1)鎌倉大仏 

鎌倉高徳院のご本尊、阿弥陀如来像。江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩7分程の場所にあります。奈良の大仏さまから500年ほどたった鎌倉時代に作られました。武家政権と民衆の安寧を願ってつくられた金銅の鋳造仏です。
 

​つくられた当時の姿をほぼ保っているものの、1252(建長4)年に鋳造が開始されたこと以外は謎につつまれています。
  

奈良時代につくられた大仏の記録が様々に残されているのに対し、この大仏様に関しては文献がほとんど残されておらず、創建当時の様子はもとより、実は、大仏像の原型を作った仏師が誰なのかもいまだ特定されていません。仏像としては鎌倉で唯一の国宝に指定されています。
 
重量は約121t。高さ(座長)は11.31m、台座も含めると
13.35m。

​胎内に入ると高度な鋳造技術がうかがえます。境内のあちらこちらに残る礎石から、大仏殿の規模が想像できます。
 
鎌倉大仏は大きいだけでなく、美しいことでも知られます。弓なりになっている鼻の線からつづくまゆげ、水平な目、
微笑をたたえた口には、ギリシャ彫刻的要素も認められます。
 

大仏のところどころに金箔が残っているのをわずかに見ることができますが、つくられた当時は、これが全部に施されていたといいます。
 
後光山の“緑の後光”を背にして、やや前かがみに佇む
その美しい姿は、多くの文学作品の題材となってきました。

歌人の与謝野晶子は
かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は
美男におはす 夏木立かな
と詠みました。
その歌碑が高徳院境内にあるほか、3基の文学碑が立っています。

 

実は、鎌倉の大仏様も以前は大仏殿の中にいらっしゃったのですが、明応7年(1498年)9月20日に起きたとされる「明応地震」による大津波が界隈を襲い、大仏殿は流されてしまったんだとか~それ以来、新たにつくられることもなく、鎌倉の大仏さまは、外にいらっしゃるそうです。
 

(2)牛久大仏

  
牛久大仏は茨城県牛久市にあるブロンズ(青銅)製の大仏様で、全高120m(像高100m、台座20m)あり、立ち姿の大仏様としては世界で3番目なのです~総重量は4000トンです。

 

高さ85mの展望室からの景色です。大仏様の胎内にエレベーターが設置されています(笑) 大仏様の内部には3400体の胎内仏が壁一面に広がっています。

 

 

スケールは座高15mの奈良の大仏様を軽く掌に乗せてしまえる程なのです~ 

とにかく牛久市内に入ったときから富士山のごとく
どこからでも大仏様が見えるのです。また大仏様の周囲は公園や仲見世通りもある、テーマパークの様になっています(笑)

(3)鎌ケ谷大仏

イメージ 5最後に、鎌ヶ谷大仏についてご紹介します。千葉県鎌ケ谷市にある大仏様なのですが、新京成電鉄「鎌ヶ谷大仏駅」という、日本で唯一、駅名に「大仏」と付いた最寄り駅がある大仏様なのです。イメージ 4

普通、大仏様は見上げるものと思いますが、この大仏様は小さいのです。高さ1.8mしかありません~私の背丈より少し上程度なのです。イメージ 6ちなみにこの記事のトップページの写真の大仏様は、この「鎌ヶ谷大仏」です。全然小さく見えないですよね(笑)大仏様の回りはお墓がいっぱい~それでも大仏様にはちゃんと歴史があるのです。安永5年(1776年)11月、この地に建立されました~240年も前になります。イメージ 7建立した人は、商人で大国屋福田文右衛門さんです。先祖供養のため大仏を造ったそうです。現在でもこの大仏様は福田家が所有・管理されています。イメージ 10 

近くのお肉屋さんに「大仏コロッケ」と言って大仏様の形をしたコロッケが売っています。テレビでも紹介された事がある人気のコロッケでホクホクじゃがいもとひき肉に味がしっかりついた、美味しいコロッケです(笑)イメージ 9

地元商店街でも大仏グッズが売られ、ラジオ番組ではイメージソング「鎌ヶ谷大仏~DIVE TO LOVE」まであります(笑)小さい大仏様ですが、地元の人たちには長い間愛され続けている大仏様なのです。イメージ 11

お土産の根付には五円玉がついていて、(1)財産、(2)健康、(3)成功、(4)出会いそして(5)幸福、以上5つのご縁、ご利益があるそうです~ 

ちなみに4月8日は、仏教の開祖であるお釈迦様が誕生したとされる日で「花まつり」の日でもあります。今だからこそ、大仏様に平和と安寧の世を願いたいですね~

 

本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました、心より感謝しています。