みなさんは、アクロコルドンという言葉を聞いたことがありますか。初めて耳にする人は、一体何のことだか分かりませんよね。実はこれ、イボのことなんです。良性の腫瘍であり、老人性イボという呼び方もされています。

できる場所としては、首や脇の下などの柔らかい皮膚にできやすいようです。また、体調にも左右されるようです。そのため、イボができやすい人とできにくい人がいます。

イボの色は、肌色のものもあれば、茶褐色のものもあります。小さいイボで、3mm程度しかありません。これよりも大きなものになると、また違った呼び方をします。アクロコルドンの特徴は、小さくてボツボツしたイボということです。

とても小さいので、初期の状態ですとちょっと盛り上がったくらいで目立ちません。そして、肌の変化などにともなって、少しずつ大きくなるのです。このイボは良性なので放っておいても害はありません。とはいえ、女性ですと美容面で気になる方もいることでしょう。

あまりに小さい状態だと、切除するのが難しいようです。悪性化することは少ないので、気にならなければ放っておいて大丈夫です。高齢者ですと、このようなイボは誰でも出来ているといえます。

原因はまだはっきり分かっていません。柔らかい皮膚に紫外線があたることでできるといった考えが主流です。個人差も大きいですので、遺伝も関係しているのではないかと考えられています。イボができやすい体質の人が、肌にダメージを受けやすい生活を続けていると、老人性イボが発生する可能性が上がります。