心屋マスター84期体験中、あきです音符
 
保育園での仕事の話。
 
園では保育以外にも、たくさんの仕事があります。書き物や園の内部、外部の研修など。けっこーな量ですタラー
 
保育補助を含め保育士経験8年だった私。パートですが、やはり最低限の研修がありました。
 
救急法の研修と言うのもあり、その園は毎年1回は全員受けるのです。
 
園の看護士さんの指導で、消防署から訓練用の赤ちゃんの人形を借り、誤飲したときの異物の出し方やその後の救急車の呼び方、心臓マッサージのやり方など。実践もあります。
 
勤務年数からして数回やってました。流れも判ってました。
 
そんなある日…
 
80代の父は入院してたのですが、退院時には、2ヶ月程の入院だったので、筋力も落ち、日常生活がいよいよ難しくなり、施設入所も病気をたくさん持っていたので、非常に難しく、家で見ることになり…
 
食事以外、全介助の状態でした。
 
基本母と私で(メインは母)世話をしてましたが、(ヘルパーさん、看護士さんは来るけど)日曜だけは母をデイサービスへ行かせ休養させては?とのケアマネの提案で日曜は私が仕事が休みなので、私が父を見ていました。
 
1人で食べられるので、ずっとそばにいるでなく、そのそばで他の家事をしながらまあ、近くにいる感じ。
 
ところが…
 
日曜の昼食時。
突然父がゲホッゲホッしだして…アセアセ
 
 
 
な~に?また蒸せたの?お茶飲みなよ~と言って近づいたら、反応がなくなりました…
 
慌てて救急車を呼び、到着までの間119番のオペレーターの方の指示で…
 
 
 
電話をスピーカーにして下さい!
 
 
お父さんをベッドから床へ下ろして下さい!
 
 
重すぎて下ろせません!
 
 
ではベッドのままで…
 
 
このように次々指示が出され、救急車が来るまで、心臓マッサージをやりました…
 
 
 
研修受けていて知ってるけど、赤ちゃんの人形だし。
 
生身の人間、しかも実父。
 
しかも周りに誰もいない。
 
(園では必ずすぐ誰かを呼ぶし、街中でそのような事に遭遇した時も必ず誰かを特定して声を掛けて複数で対応する。そうでないと誰かがやってくれるだろうと人は通り過ぎて行くんだそうです)
 
 
でも私しかいない!
 
 
やりましたよ。心臓マッサージを。
 
バギって音がしたから、骨折れたかな…そんなことも気にしつつそれは命救うには仕方ないのですが。
 
救急隊員からは「延命はしますか?」と聞かれしません!と言い切りました。(2年前に救急搬送されて回復したときに、本人の意見聞いているので、家族の中で決まってました。)
 
「えっ?!」
スゴイ剣幕で聞き返されましたが。
 
救急隊員は文字通り、命を救うのが仕事なので、延命しないはないと考えるそうで。
 
でも、私たち家族の中では命あるけど、長引き苦しんで亡くなるのはかわいそうだと考えがまとまっていたので、ひるまず言い切りました。
 
(救急隊員けっこー威圧的でね…背もでかいし…7人くらいいるし…びびったけど、そこは曲げなかった…)
 
何とかいつもの総合病院に搬送してもらい…
 
それが最期でした。
窒息です。
 
 
 
 
 
 
 
 
なんとかやって。
 
研修やってて良かったタラー
 
 
ムダなことはないんだな…と思えた出来事でした。
 
 
そんな状態で亡くなったことに、その後私はスプーンが大きすぎ?とかお粥もっと水分あれば…とか色々自分で自分責めが始まりました…
 
 
が、知人に話したら、そんなもんらしいです。
 
何でも理由つけて責めちゃうの。身内だし、最後だし、短期間でも世話をしてたからね。誰でもそうみたいです。親と仲悪いとしても。
それが、親らしい…不思議な感覚でした。不仲な親子だったので。変な感覚…
 
 
 
 
ちなみに同居の母と弟はあんたが対応してくれて良かったと、言ってくれました。
 
往診の先生や訪問看護士さんやデイサービスでお世話になった方たちも。誰も私を責める人はいませんでした。(いつも蒸せながら食べているのを見ていた人たちだからね)
 
 
責めてたのは自分ただ一人でした…
責めてたのは私だけ…タラー
 
 
 
もう、自分責めるの止めていいか…
 
 
 
 
日にちぐすりで…
 
 
3ヶ月ほどたち…
 
 
 
ようやくいい思い出になって来ました。
あれで良かったんだ~
 
父とは、超仲が悪い親子でしたがアセアセ
 
やるだけやれて。良かったと拍手
 
 
心臓マッサージ出来なかったら、またそれを元にもっと自分を責めてたかもしれないタラー
 
 
ムダなことって何もないんだ…
 
 
 
お父さんありがとうね!お願い