カスハラ


私は某老舗百貨店に務めていたので


お客様は神様とばかりに崇められていて


外商ともなれば尚更


不手際があれば詫び状


それも古典的な決められた書式で縦の便箋を使い


最後に上司のチェックが入る。


一語一句行替えまで指定される。


お客様満足度を目的としていた為


何でもやっていた。


お客様が満足する為に。


ホスピタリティ精神で。


しかし中にはクレーマーや今で言うカスハラ同様の事もあった。


それでもお客様は神様。


グッと堪えて唾を飲んだ。


ストレス半端なかった。


思い出すあの頃


よく頑張ったな。


理不尽な事に対して。


カスハラが問題視されて初めて権利が認められた気がした。


お客様とは対等である事。


日本は元来お・も・て・な・しの文化であるし

サービス精神旺盛の人種だ。


わび・さびで控えめではあるが。


他国に比べたら一目瞭然だ。


海外のサービスはかなりアバウトであり


客とサービスする側は対等であり


客も一方的に偉ぶる事はしないし


サービスする側もヘコヘコしていない。


海外に行くと違いがよく分かる。


サービスする側もNOはノーとハッキリ言う。


日本はなーなー文化だし


曖昧を美徳とする人々


そうした良き風習の中


裸の王様でいい気になってしまう勘違いした人が生まれやすい背景も確かにあったが


こうして取り締まれないと分からない

ハラスメント気質の人には丁度良い時代になった。


熱血ハラスメントの昭和オヤジは生きづらくなったのかもしれないが、時代は成熟してきたので自らも洗練されて欲しい。


アンガーコントロールが出来てない大人は見苦しい


イライラを周りに撒き散らす人


どこにでもいますね。


期待が裏切られたからなるのでしょうか。


勝手に期待して勝手にキレて


まだまだそんな人見掛けます。


周りを不機嫌にしないで思いを告られる大人になりたいものです。