こういうのも有りなんだなというのが正直な感想でした。
ラズベリーズ時代からリアル・タイムで聴いてきた私にとって
ソロになっての2曲のヒット作品は、少々意外な感じがしたものです。
確かにメロディー・ラインは美しいものがありましたが、全体的なサウンドは
どちらかというとハード・ロックに近かった「ゴー・オール・ザ・ウェイ」の
イメージを引き摺っていたので「オール・バイ・マイセルフ」を初めて聴いた時は
ついに本格的なバラードを演りだしたのだなと思いました。
意外だったのは、その事ではなくクラシックからの引用の方でした。

「オール・バイ・マイセルフ」はラフマニノフのピアノ協奏曲第二番第二楽章からで
この「恋にノー・タッチ」は同じく第三楽章からの拝借となっています。
特にこちらはサビの部分は、出だしの旋律をそのまま使っています。
しかし、さすがに名メロディー・メイカーのエリックだけあってAメロからサビへのつながりは
スムーズで違う曲を繋げたとは思えない出来栄えです。
ポップス史に残るであろうこの2曲ですが、こういう場合は作曲者や著作権はどうなるのでしょうか。
しかし、クラシックの引用なんてゴマンとありますから
ある程度のオリジナリティーが認められれば良いのでしょうね。
シルヴィ・バルタンの「哀しみのシンフォニー」なんてマンマ、
モーツァルトの交響曲40番ですものね。
ところで、この曲はイギリスでは70年のユーロビジョンの優勝者のダナが
76年3月に一足先にリリースして31位のヒットになっていますので、
こちらがオリジナルということになるのダナ。