ビジネスの場において言葉遣いは、その人の第一印象や信頼度を左右する大変重要な要素です。
正しい言葉遣いのマナーを身につければ、単に失礼を防ぐだけでなく、相手とのコミュニケーションを円滑にするため、仕事をスムーズに進める強力な武器にもなり得ます。
言葉遣いの基本となるのが、相手との立場や状況に合わせた敬語の使い分けです。
相手を立てる「尊敬語」と、自分を一歩下げることで相手に敬意を示す「謙譲語」、そして物事を物腰柔らかく伝える「丁寧語」の三つを理解しておきましょう。
特に間違いやすいのが、上司に対して自分の行動を伝える際に尊敬語を使ってしまうケースです。
自分の動作には謙譲語を、相手の動作には尊敬語を使う原則を、しっかりと注意するだけで、格段に洗練された印象になります。
また、発する言葉の強さを和らげるうえで欠かせないのが、クッション言葉です。
何かをお願いする時や、やむを得ずお断りをする時に、本題の前に一言添えるだけで相手の受け止め方は大きく変わります。
「お忙しいところ恐縮ですが」「せっかくのお申し出ではございますが」といった言葉を添えることで、相手への配慮が伝わり、角を立てずにこちらの意図を伝えることができます。
慣れないうちは、完璧な敬語を使おうとすると緊張してしまうかもしれません。
少しずつで良いので、相手を敬う気持ちを言葉に乗せる習慣を作っていきましょう。
基本的な定型フレーズから意識していけば、だんだんと自然な形になっていくはずです。

社会人になれば様々なシチュエーションで席順のマナーに気を配る必要が出てきます。
同席しているメンバーが上司か部下か、お客様か取引先か、その場所のどこが上座で下座かなど、基本的なルールが存在するのでしっかりと覚えましょう。
全てを完全に覚えなくても、上座の見分け方を知っているだけでも十分に役立つはずです。
まず応接室の場合の上座を見分けるポイントは、入り口からいちばん距離があるか、窓からの景色がよく見える箇所か、飾ってある調度品や絵画が見えるか、社員のデスクから離れているか、などが一応の目安になります。
もし、部屋のレイアウトが複雑でわかりにくい場合には素直に聞いてしまいましょう。
その場でいつまでも躊躇している方が失礼にあたることもありますし、自分自身の評価を落としかねません。
次に会議室の場合では、まず議長(必ずしも役職が上とは限らない)になる人が上座に座ります。
そして役職の高い順に議長の右隣、議長の左隣というように交互に座っていきます。
これは会議デスクが円卓の場合でも同様です。
その次はエレベーターの場合ですが、上座は入っていちばん左奥になります。
他方でいちばんの下座は操作盤の前になり、率先して扉の開閉を担当します。
この際にお客様が同乗していれば、乗る時も降りる時もまずお客様を優先することが鉄則です。
最後にタクシーの場合ですが、上座は乗車していちばん奥の運転席の真後ろになります。
そして下座は前列にある運転席の真横席です。
このシチュエーションは意外と多く直面するので覚えておくと便利です。
その他、社会人としてのマナーについてはコチラ◯http://shakaijin-manner.com◯もきちんとチェックしておきましょう!